出版社内容情報
『映画の理論』はクラカウアーの主著であり、映画研究において揺るぎない地位を占めている「古典」かつ金字塔である。「物理的現実を記録し、開示する」映画媒体を一貫性と包括性をもって探究し、その核心へと漸近していく。映画研究/写真論における必読文献、本邦初訳。
Siegfried Kracauer, Theory of Film: The Redemption of Physical Reality, Oxford University Press, 1960 の全訳。
内容説明
「物理的現実を記録し、開示する」映画媒体を一貫性と包括性をもって探求し、その核心へと漸近していく。映画研究/写真論における必読文献、本邦初訳。
目次
写真
基本概念
物理的存在の確立
内在的な親和性
歴史とファンタジー
俳優についての見解
台詞とサウンド
音楽
観客
実験映画
記録映画
演劇的なストーリー
幕間―映画と小説
“見出されたストーリー”とエピソード
内容の問題
現代における映画
著者等紹介
クラカウアー,ジークフリート[クラカウアー,ジークフリート] [Kracauer,Siegfried]
1889年生まれ。1966年没。ドイツ出身のジャーナリスト、社会学者、映画学者
竹峰義和[タケミネヨシカズ]
1974年生まれ。専門はドイツ思想史・映像文化論。東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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