イメージ学の現在―ヴァールブルクから神経系イメージ学へ

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  • サイズ A5判/ページ数 550p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130101400
  • NDC分類 701
  • Cコード C3010

出版社内容情報

ドイツ語圏を中心にイメージをめぐる現象の研究に新しい次元を開拓しているイメージ学の現在を,この分野のパイオニアや新進気鋭の研究者たちの論考によって一望し,比較美術史から写真・アニメーション研究,メディア論にいたる日本の論者たちの成果を集成するイメージ研究の最前線.

内容説明

ドイツ語圏を中心にイメージをめぐる現象の研究に新しい次元を開拓しているイメージ学(ドイツ語でBildwissenschaft)の現在を、この分野のパイオニアや新進気鋭の研究者たちの論考およびインタビューによって一望可能にするとともに、その問題機制と生産的に切り結ぶような、比較美術史から写真・アニメーション研究、メディア論にいたる幅広い専門の日本の論者たちの論文を集成して編まれた論集。

目次

第1部 アビ・ヴァールブルクからイメージ学へ(アビ・ヴァールブルクにおける歴史経験―イメージ学と歴史理論の接点をめぐって;「精神的同化」、「無意識的記憶」、アビ・ヴァールブルク『ムネモシュネ・アトラス』;記憶の体制とイメージの寄生―ヴァールブルクの動物画探訪;インタビュー 形成することは思考すること、思考することは形成すること)
第2部 「行為主体(エージェンシー)」としてのイメージ(点になること―ヴァイマル時代のクラカウアーの身体表象;不実なる痕跡―原寸大写真の歴史;「アニメイメージング」と身体表現―CGアニメにおける「不気味なもの」の機能;君主の補綴的身体―一六世紀における甲冑・解剖学・芸術;転倒の芸術)
第3部 イメージ知と形式(太陽の下に新しきものなし―グラフィカルユーザーインターフェイスへの美術史的アプローチ;メディウムを混ぜかえす―映画理論から見たロザリンド・クラウスの「ポストメディウム」概念;道・無框性・滲み―美術における「日本的なもの」をめぐる省察;ゆがみの政治学―マニエリスムとメランコリーの肖像)
第4部 イメージと自然(視覚化と認識のあいだ―リヒテンベルク図形と科学のイメージ研究の射程;「ある地域の全体的印象」―アレクサンダー・フォン・フンボルトによる気象の総観的視覚化;イメージと自然との共生―ネオ・マニエリスムにむけて考える)
第5部 神経系イメージ学(神経美学の“前形態”;言語と文学の経験美学―旧来の文学研究よりうまく処理できること、そしてできないことは何か?;神経美学の功績―神経美学はニューロトラッシュか;一瞬の認識力―ネグレーベの場景視と一望の伝統;イメージの内在―僕と知覚の弁証法)

著者等紹介

坂本泰宏[サカモトヤスヒロ]
マックス・プランク経験美学研究所シニアリサーチフェロー

田中純[タナカジュン]
東京大学大学院総合文化研究科教授

竹峰義和[タケミネヨシカズ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ハチ

8
あまり間を空けずに再読。怪物的な論考→8th.11th.15th。人間の視覚の複雑さ、意味をうんと考えさせられる。overview first!details on demand!line of beauty。S字、螺旋、再構成、抽象!2019/08/16

ハチ

8
今年春に東大で行われたシンポジウムの基幹となった論考集。 人間が古代から繰り出している「イメージ」「図像」「絵画」を骨太な論考で迫り、美学・哲学・文学的な従来的なも切断面を今一度再構築する章あり、神経美学・神経イメージ学など新しい地平線まで突き刺しまくる章あり。キリスト教図像→コッホの炭疽菌→天気図→モネ・日の出→熊楠・粘菌→ライプニッツ→f MRI→ユディト→…イメージに内在する美を紐解く最前線に触れられた。2019/06/28

takao

3
ふむ2023/01/05

毒モナカジャンボ

1
ドイツ語圏を中心に活況を呈するイメージ学を、その源流たるヴァールブルクの功績から現代の神経系イメージ学まで概観できる。個人的にはフェリックス・イェーガーによる政治的表象の再解釈(あえて醜い甲冑や不気味な肖像画を作り出し、君主に神秘性を持たせること、君主が絶対的力で統治するのではなく、君主を甲冑に嵌め、支配者として相応しい形を作り出すこと)、第5部の神経系イメージ学の成果が面白いと感じた。イメージ学(というよりブレーデカンプ)の、イメージがある種自立的に観察者へ働きかける作用と日本的イメージ感を分けること。2020/02/28

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