出版社内容情報
科学、合理性の概念の誕生から変質にいたる認識的布置(エピステーメー)を気鋭の執筆陣が問う、科学知の考古学。
デカルト的思考,パストゥールの医学,社会に対する「科学的」な視線など,「合理性」という,ある特異なるものにして我々の生をいまも取り囲む認識の布置=エピステーメーは,どのように生まれ,変質していったのか.科学知の考古学にとりくむ編者が,気鋭の執筆陣とともに問う.
序論(金森 修)
第1章 初めに光ありき――知の基軸としてのデカルト光学(武田裕紀)
第2章 〈動物霊魂論〉の境位――或る言説空間の衰退と消滅(金森 修)
第3章 コンドルセの社会数学――科学と民主主義への夢想(隠岐さや香)
第4章 パストゥールとベルナールの「論争」――19世紀医学のある転回点について(田中祐理子)
第5章 階層と実在――原子論論争とフランス科学哲学(三宅岳史)
第6章 ベルクソンと特殊相対性理論――物理学的表象と形而上的実在論(永野拓也)
第7章 モース/ナシオン/ナショナリザシオン――産業デモクラシーをめぐって(重田園江)
【著者紹介】
金森 修:東京大学大学院教育学研究科教授
目次
第1章 初めに光ありき―知の基軸としてのデカルト光学
第2章 “動物霊魂論”の境位―或る言説空間の衰退と消滅
第3章 コンドルセの社会数学―科学と民主主義への夢想
第4章 パストゥールとベルナールの「論争」―一九世紀医学のある転回点について
第5章 階層と実在―原子論論争とフランス科学哲学
第6章 ベルクソンと特殊相対性理論―物理学的表象と形而上学的実在性
第7章 モース/ナシオン/ナショナリザシオン―産業デモクラシーをめぐって
著者等紹介
金森修[カナモリオサム]
東京大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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