出版社内容情報
「2001年書物復権」で復刊
ヴィトゲンシュタインの言語分析を媒介として、経験主義哲学の批判と再構成を試みる。経験に即しつつ経験を超える、経験の形而上学をめざす。<初版1975年>
内容説明
本書に収録した十二篇の論文は、経験主義の批判と再構成、という一貫した意図のもとに書かれている。
目次
1 知覚(指向性と感覚;知ることの意味;「抽象」について)
2 経験(経験の可能性;経験の問題;形相認識と経験)
3 意味(意味と検証―ヴィトゲンシュタイン研究1;意味の生成―ヴィトゲンシュタイン研究2;他人のこころ―リードとヴィトゲンシュタイン)
4 行為(評価と記述;行為の原因について;人格と行為)
著者等紹介
黒田亘[クロダワタル]
1928年東京に生れる。1951年東京大学文学部哲学科卒業、熊本大学、九州大学、東京大学各助教授を経て、1974年東京大学文学部教授。1989年逝去
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