内容説明
いまやギリシア哲学は、哲学史の物語に閉じこめられることなく、われわれ自身が思索し哲学する〈知〉の最前線をさし示すものになった.戦後から80年代までギリシア哲学研究史上に一時期を画し、数多の論議を呼んだ問題作を精選して、それぞれに詳しい解題を付す.
目次
1 内属性(G.E.L.オーエン)
2 アリストテレスと存在論の罠(G.E.L.オーエン)
3 アリストテレスの心の概念(J.バーンズ)
4 アリストテレスと善き人への学び(M.F.バーニェト)
5 アリストテレスの快楽論(G.E.L.オーエン)