UPコレクション
ドイツ市民法史 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 365,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130065214
  • NDC分類 324.934
  • Cコード C1332

出版社内容情報

「前近代」と「近代」との連続性に光をあてながら、19世紀から現代に至るドイツ市民社会の発展と法の変遷を概観。

19世紀から現代に至るドイツ市民社会の発展と,それに対応した法の変遷を概観.特に「前近代」と「近代」との連続性に光をあて,市民社会の基礎に「経済的自律」と並んで「倫理的自律」が存在したことを論述.

緒論

第一章 社会と倫理
 一 倫理的人格
 二 アウトノミー
 三 家族の力

第二章 結社と自律
 一 団体と法的人格
 二 「個人事業」の時代
 三 自律的社会と代議制

第三章 組織と統合
 一 自由主義の機能
 二 組織化による協調
 三 権威主義から全体主義へ

終章  自由と計画

 あとがき
 人名索引
 事項索引

【著者紹介】
村上 淳一
村上淳一:東京大学名誉教授

目次

第1章 社会と倫理(倫理的人格;アウトノミー;家族の力)
第2章 結社と自律(団体と法的人格;「個人事業」の時代;自律的社会と代議制)
第3章 組織と統合(自由主義の機能;組織化による協調;権威主義から全体主義へ)
終章 自由と計画

著者等紹介

村上淳一[ムラカミジュンイチ]
1933年京都に生れる。1956年東京大学法学部卒業。1993年東京大学名誉教授。1993年~2012年3月桐蔭横浜大学法学部教授。2001年12月~日本学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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馬咲

5
近代ドイツの法思想・団体論等を概覧しながら、「経済的自律」と区別された「倫理的自律」という意味での「自律的な個人ないし市民社会」を媒介する要素として、家族や結社等の「中間的団体」の自律性に注目。特にドイツの市民社会論に見られた団体主義的傾向は、各領域で政治的に自立した権力を有し、帝国レベルでの中央集権化を長く阻んでいた「法共同体」の伝統の産物。故に自由主義化の進展ともに結社・営業の自由に基づく団体の自律性が論点となった時、新たな国家権力との関係性を巡って支持と警戒心が相伴った団体論が盛んに展開された。2024/07/02

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