出版社内容情報
純粋法学の法理論で知られる著者が,ハーバード・ロー・スクールで行った講義をまとめたもの.平和の法理論的構造を明らかにし,法と国家の本質を徹底的に分析批判した,20世紀法哲学の最高水準を示す名著.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無識者
14
原題law and peace in international relations.法とは強制力である。従って、~したものは~が課せられると、仮言的に条文がかかれる。国内法の場合、背後に国家(司法?)権力があることでその強制力が担保される。しかし国際法はどうだろうか。国家間を統治する機関はなく、違反されたときの応報刑罰は戦争という形で成される。しかし、戦争による応報刑は調整が利かない等不都合がある。国際関係においても、国内法同様に秩序を担保するもの、即ち強制的国際司法権が必要である。2016/11/26
スズツキ
3
法学の基礎となるケルゼンの国家と法の関係論。冷静かつ当然の法律解釈でさすが。いつの世もどこも自己勝手な解釈が多数だから、ベースとしておさえておくべきね。2016/10/15
Jun♪
0
短編ですがコンパクトにまとまった内容だと思います。2017/09/09
meirokun
0
レポート課題の参考資料として、流し読み。2011/10/25