「送料有料」です!―人口減少社会でも持続可能な物流サービスのあり方

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「送料有料」です!―人口減少社会でも持続可能な物流サービスのあり方

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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784561742319
  • NDC分類 685.6
  • Cコード C0063

出版社内容情報

働き方改革により、時間外労働の上限規制が厳しくなってきたことで、現在も物流の主力であるトラック輸送のドライバー確保が難しくなっている。すなわち、これまでのような物流は持続可能な物流ではなくなってきている。

一方で、人口減少に加え進む少子高齢化に伴い、物流ニーズの大きな変化が起きている。その必要性がいや増す、くらしと経済を支える新たな、そしてサステイナブルな物流を、物流事業者、荷物の発荷主や着荷主といった直接物流に関わる当事者だけで実現することは難しい。

しかし現在のところ国民の関心は、この物流大改革が生活に及ぼす影響が極めて大きいものであるのにもかかわらず、極めて低い。例えば住民の高齢化により買い物難民が生まれることに対し、買い物代行といったサービスへのニーズが高まってきており、これからの物流が果たすべき機能の一つである。

本書は、サプライチェーンに関わる人たちすべて、さらには国民全体、社会全体で考えなければならない、物流業界が抱える諸課題を解決するための問題提起を行う。すなわち、今後の社会の見通しを整理し、新たなサステイナブルな物流のあり方について、物流の現場をつぶさに取材してきた著者が処方箋を丁寧に説き起こす。

タイトルの「送料有料」は、通販における送料無料の欺瞞を批判するもので、私たちが自分ごととして、リアルに物流を考えていくきっかけとなる。

【主要目次】
1 これからの日本はどうなる?

2 新しい日本社会の暮らしと経済を支える物流はどうなる?

3 国内貨物量は減少しても営業用トラックの輸送量は増加

4 人口減少による国内市場の縮小が「物流危機」の本質

5 国内市場縮小とトラック輸送の変化

6 日本社会の変化と生活密着型の物流(拡大するBtoCやCtoC物流)とその課題

7 営業用トラックドライバーの不足問題と課題

8 取引企業がトラックドライバーの労働条件改善を阻害している

9 トラック運送事業者の側にも労働条件を阻害する要因がある

10 改善DXなど事業者も生産性向上の努力が必要

11 トラックドライバーに対する一般の人たちの見方

12 働きたい人がいないわけではない

13 新しい日本社会と消費者密着サービス

14 持続可能な物流構築は社会全体の問題

内容説明

物流危機はすぐそこにある!社会全体で新しい物流をつくる時がきた!悪しき商習慣がトラックドライバーを壊す。地域コミュニティを支える生活密着物流。新しい日本社会の物流をみんなで考えよう。

目次

これからの日本はどうなる?
新しい日本社会の暮らしと経済を支える物流はどうなる?
国内貨物量は減少しても営業用トラックの輸送量は増加
人口減少による国内市場の縮小が「物流危機」の本質
国内市場縮小とトラック輸送の変化
日本社会の変化と生活密着型の物流(拡大するB to CやC to C物流)とその課題
営業用トラックドライバーの不足問題と課題
取引企業がトラックドライバーの労働条件改善を阻害している
トラック運送事業者の側にも労働条件改善を阻害する要因がある
改善DXなど事業者も生産性向上の努力が必要
トラックドライバーに対する一般の人たちの見方
働きたい人がいないわけではない
新しい日本社会と消費者密着物流サービス
持続可能な物流構築は社会全体の問題
補遺

著者等紹介

森田富士夫[モリタフジオ]
1949年茨城県常総市(旧水海道市)生まれ。物流ジャーナリスト、日本物流学会会員。物流分野を専門に取材して会員制情報誌『M Report』を毎月発行。業界向け新聞・雑誌・Webマガジンなどにも執筆し、各種セミナーで講演も行う。テレビ、ラジオ、全国紙、週刊誌などにも、物流ジャーナリストの立場からコメントしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ののたま

3
かなりしっかりとした内容であるが、読みやすかった。 あって当たり前の便利なものは手放せないが、荷主、消費者として「当たり前」を求めすぎているのではないか。妥協することも物流業界へ協力する手段ではないか。2024/06/05

ichigomonogatari

2
転換期にある日本の物流サービスの現状と課題を主にトラック運送を中心に解説する本。2024年問題はついにはじまったが、著者は物流危機の本質は人口減少社会にあるという。人々の暮らしと経済を支えるサステナブルな物流を構築するには、荷主と物流の各事業者のみならずサプライチェーン、そして国民の社会全体で考える必要がある。自分が日々接するのは宅配事業者だが、物流全体の1割にも満たないらしい。物流が機能しなければ経済も農業も生活も・・何もかも成り立たないことを痛感した。下請けの物流事業者に皺寄せがいかないことを祈る。2024/04/05

ゼロ投資大学

1
日本は人口減少社会となって久しいが、インターネット通販などによって物流はますます盛んとなっている。多くの通販サイトは送料無料をアピールするが、物を送るごとに送料は発生し、会社側がその費用を負担していることは忘れてはならない。物流を担うドライバーは長時間労働と低賃金が常態化しているが、徐々にその状況は緩和されようとしている。ドローンなどの技術を使って過疎地の配送を迅速化する試みも行われているが、簡単なことではない。物流によって恩恵を受ける側も問題意識を持って、効率的な物流に協力することが必要だ。2023/04/26

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