出版社内容情報
1985年4月以来,4年間1500日にわたって,東京大学総長として活躍された著者による文集.大学としての自己主張のあり方を問い,その必要性を説きながら,冷静に社会に向かって,いま何を大学は求めているかを語る.科学者総長の好エッセイ集.
目次
1 総長就任の時(東大の当面する課題;総長に選ばれて―病理学教室の同窓会で;この二年間)
2 学生諸君へ(新入生諸君へ;卒業生諸君へ)
3 社会のなかの大学(「最高学府」は死語か;没社会派の発言;医学教育と医師養成;対策と本質;クームス先生の提言)
4 折にふれて(紳士と常識;法学部;人生の辻つま;病理学;ピクチャ・フォンの情報;コンピュータの落し穴;東大生プラス運動部員;松田聖子さん)
5 私の周辺(若い日の私―良き師、良き友;石川六郎君;私と奨学会;吉田富三先生;ルオーの森田さん;浦野順文君の死―覚悟と希望と;Nさんの電話;運動と私;私の書いた本)
6 1500日を顧みて(平凡;三角形の一辺と二辺―大学入試に想う;医学と医術;退官にあたって)
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