出版社内容情報
航空主兵主義を採用した連合艦隊による、大艦巨砲主義の米海軍撃退には限界が見えていた。米海軍の新鋭空母や新型戦闘機の登場は、連合艦隊の航空優勢の維持を困難なものに変えつつある。
もはや日本に残された道はただひとつ。
かの日本海海戦に匹敵する大勝利をもって、米国を講和会議の場に引き出すのだ。
クェゼリンを奇襲し米本国からの増援を断ち切った上で、米太平洋艦隊の根拠地であるトラックへの攻撃を開始する連合艦隊は、航空基地に大打撃を与えて制空権を得たものの、かの「赤城」「長門」「陸奥」の三戦艦をたった一隻で圧倒してみせた世界最強戦艦「オレゴン」を中心とした米海軍主力艦隊は未だ健在である。
はたして、この最後の戦いに勝利を得て戦争終結への道筋をつけられるのか?
「報告では、空では我が軍が優勢、海ではアメリカ軍が優勢とのことです。特に、アメリカが戦線に投入した新鋭戦艦の威力は凄まじく、我が国が世界に誇ってきた二隻の戦艦『長門』『陸奥』が子供扱いにされてしまったとか」
駐英日本大使 吉田茂
内容説明
航空主兵主義を採用した連合艦隊による米海軍撃退は限界に達していた。米海軍は新鋭空母や新型戦闘機を前線に投入し、連合艦隊は航空優勢の維持すら困難な状態にある。もはや、かの日本海海戦に匹敵する大勝利をもって、米国を講和会議の場に引き出すしかなかった。連合艦隊は米太平洋艦隊の根拠地トラックへの攻撃を開始するが、世界最強戦艦「オレゴン」を中心とした敵主力は未だ健在である。はたして、この最後の戦いに勝利を得て戦争終結への道筋をつけられるのか?
著者等紹介
横山信義[ヨコヤマノブヨシ]
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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