出版社内容情報
帝都に虚工物をばらまき、惨劇を起こしたウィルを追ってジンたちは「世界の真ん中」へ――アンチヒーロー物語、ついに完結！
内容説明
殺戮と破壊をくりかえす『虚工物』をばらまき、帝都を百年戦争以来の恐慌に陥れて飛び去ったウィル。勇者として覚醒したローズは、力ずくでも彼を止めることを決意し、アニスとユスティンも従う。いっぽう、ジンもまたウィルのあとを追うが、「友達」に対し、どうしたいのかわからないまま。そんな彼に父は言う。「これが終われば―ジン、おまえが『英雄』だ。世界を救って来い」と。百年戦争の英雄の言葉にジンは！？シリーズ堂々完結！
著者等紹介
あやめゆう［アヤメユウ］
北海道出身。『ＲＩＮＧＡＤＡＷＮ妖精姫と灰色狼』にて第７回Ｃ・ＮＯＶＥＬＳ大賞特別賞を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
28
シリーズ、最終巻。 状況が切羽詰ってきていたので仕方がないけど、ドタバタ感が強く出ていた気がしました。終わり方は強引な気もしたけど、それを思ってもしらけるような気持ちは起きなかった。面白く読ませてもらいました。 最後に。「世界を救った」という事実は、「英雄」が自分のやりたいこと、好き勝手なことをした結果が単についてきたという事か？！2013/12/09
ひめありす＠灯れ松明の火
27
だんだんジンのにたり笑いが皆に伝わっているー。妖精までにたりと笑ってるよー。このままではいつか人形姫もニタリと笑い出す日が来るのではないでしょうか。ツンデレ妹に軽快サムライガールに不思議ちゃんと軽いハーレム状態なのに、ちっとも羨ましくない……真面目に嫌われてるし。そんなこんなの最終巻です。最後まで英雄願望もなく、台無しにしに来てしまう主人公………。最後まで無礼ブレイドでbrave bladeにはならなかったと作者は言うけれど私から見たらbrave raid。世界の為に戦った、斯くも勇敢な仲間達の物語です 2013/12/08
シュエパイ
13
世界中に広がる惨禍を撒き散らした友人に、自分をおいていく妹たちに、自ら死んで幕をひこうとする人形に・・・果てしなくブチキレた彼が魔剣を振るうのでした。妹勇者の、『私たちの手は幸せを掴む形をしていない、だから代わりに』と誓う言葉が、好きなのです。ぱぴーえんど、なのかな？きっとそうなのですよ、ね。2013/12/06
ちゃか
11
「欲しいものは、もう持っています」。主人公のジンがどこまでいっても、悪役であったというか。いっそここまでいくと爽快な感じですね。後、やったことに対して、言い訳しないウィルも個人的には嫌いじゃないです。あちこちイベント盛りだくさんで、でも、織り込まれていた情報はしっかり全部出し切ったんだからさすがですね。面白くて、一気に読み込んで、二回目読み返して今感想描いていますが。やっぱりこの作者さんの作品は好きですね。新シリーズも準備されているみたいですし、早く来春がこないものかと。2013/08/24
kanan
7
おもしろかった。なんだかんだで色々救っちゃったアンチヒーローが最後までかっこよかったです。2013/08/31
