内容説明
新女王フォリアから冷遇され、密偵としての仕事を取り上げられる腐るサージルとアレク。久々に与えられた任務は、サージルが放逐された故郷ボークゼアサに滞在する、クライア王女を迎えに行くことだった。女王と王女の確執を知る二人は隠された意図を感じたもののオーリンネンに出発した。ゲドレのキアナリに護衛を付けてもらい、故郷に向かう途上、二人は森に潜む射手たちに襲われたのだった。待望の新章開幕。
著者等紹介
フルエリン,リン[フルエリン,リン][Flewelling,Lynn]
1958年、アメリカ合衆国メイン州に生まれる。メイン大学プレスクアイル校で英文学の学位を取得。1981年に結婚したのち、文学、獣医学、古代ギリシア語などを学び、検死技師、アパートの管理人、会社員、教師、フリーの編集者、ジャーナリスト等、様々な職を経験。現在はカルフォルニア州レッドランズに在住
浜名那奈[ハマナナナ]
白百合女子大学大学院博士課程を単位取得満期退学(児童文学専攻)。英語圏の児童文学を中心に研究している。コロラド州ボールダーに滞在中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
24
シリーズ物、新章。なえの章を読んでからあいだがあいてしまっていたせいからだろうか?それとも<監視者>としての活躍が少ないから?好きなシリーズだったはずなのに、気持ちが乗り切れず読むのにちょっと苦痛を感じてしまった。2013/08/10
つかさ
8
まさかこのシリーズの新刊が出るとは思わなくて、ビックリしました。何年越しでしょう。リーミニーに戻ってきたアレクとサージルですが監視者の仕事はなく腐ってるところに、フォリア女王から命じられ再びオーリンネンに向かうことに。この旅がどんなことになるとも知らずに…。アレクもサージルもほんとによく囚われの身になりますね。読んでいて辛くなるのですよね。上巻は特に救いがなくて。下巻の展開に期待です。2013/12/15
しまっち。
6
待ってましたの続編。フォリアが女王になって本来の密偵の仕事をまかされず居心地よくないリーミニーだけど、以前の生活を取り戻しつつあり落ち着けるのかと思いきや、なんでしょう、この展開は!敵国プレニマーで奴隷などという屈辱的な立場に落とされ、サージルの心から抜けない棘であるイラーまで出てきて二人を弄ぶ。アレクはハザドリールフェイの血を錬金術師に求められ、何をされるのかわからない不安の中に。どうやってこの状況を切り抜けてゆけるのか?奴隷として扱われる二人を見たくないけどとにかく読んで急いで下巻へ!2013/03/02
ちびのすけ@灯れ松明の火
5
やっと4部が読めた(>_<)もう出ないのかと思ってたので嬉しいです。でもお話は終始過酷でした。新女王に疎まれるアレクとサージルに指令が下って直ぐに拉致!そしてプレニマーで奴隷に!その後のこれでもか〜の痛々しさにちょっとダウナーな気分になりました(T_T)気を取り直して下巻へ2013/03/17
浮草
4
今度は奴隷と錬金術の材料に。古い因縁の人物も。2016/11/21
-
- 和書
- 追悼の光を抱く女




