内容説明
ルウ、リィ、シェラの三人は先日、『困ったことがあったらご相談ください』という、実に大雑把な課外活動を始めたばかりである。すると、ライジャが躊躇いがちに言い出した。「その定義には人捜しも入るのだろうか？」ライジャの元に届けられた、ともかく派手で（リィに「おれでも身につける勇気はない」と言わしめたシロモノ！）脳裏に焼きつくプレゼント。贈り主は自身の名を記すことなく、「いつも裸足のトゥルークの留学生の方へ」のメッセージのみ。贈り主の正体とその目的とは？このちょっと日常からはみ出した人捜しに、金銀黒天使が関わるとなぜかものすごい大騒動が。
著者等紹介
茅田砂胡［カヤタスナコ］
デルフィニアシリーズで小説デビューをはたす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムＴ
96
学校の課外活動として「届けられた靴下の贈り主を捜す」という物語。・・・あれっ？要約するとこれでいいのか？なんか激しく違う気が（笑）・・・このシリーズは、無駄に戦闘力が高い無駄に美形揃いのメンバー達が、無駄に小市民を目指すゆえに無駄な努力を重ねていく物語なのですが、今回も無駄なこだわりをもつゆえに無駄に事件が大きくなっていくという・・・。ええ！脳内で『無駄無駄ラッシュ』が炸裂しましたともｗｗｗでも、この無駄な部分こそが茅田作品の醍醐味なんだよね。面白かったです♪2012/11/01
文庫フリーク＠灯れ松明の火
96
桁外れの美貌で優しく微笑むヴァンツァー、少女から手編みの手袋を嬉しそう受け取るヴァンツァー、互いににっこり微笑み合う二人・・・微笑み過ぎだ、ヴァンツァー(笑)微笑むヴァンツァーなど有り得ない→ならば演技に違いない→従って暗殺の仕事に復帰した、と三段論法？的に判断を下すシェラがナイス。再登場のビアンカも好きなキャラ。猛烈に『ファロットの休日』読み返したくなる。物語は愛すべき茅田流・大騒ぎの通常営業。『もののき２』に懲りて、過剰な期待しかった分楽しめた。なので７月の怪獣夫婦登場も、敢えて期待せず待つ(笑)2012/04/03
まりもん
72
今回の課外活動は人捜し。それにしても以前でたビアンカが登場して何となくレギュラーになりそう。この人捜しが連邦情報局と繋がっていくから話がややこしくなってしまった。ディオンみたいにリィ達を理解している人ならまだしもベルンハイム局長はやっちゃったな。2012/03/29
hirune
66
天使たちが頑張って普通の学生のボランティア活動に精を出していても、事件が勝手に寄ってきて大騒ぎな感じ？文字で描いた漫画のようで、小気味良い展開でした。トゥルークの僧侶さんたちの見た目のインパクトと特異なキャラが面白いですね。ルウが逃げ出すとはよっぽどのことだ(*^^*)2014/09/20
柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中
65
相変わらずのオーバースペックコメディですが、オマケの短編でバランスが取れている感じ。それにしても、大いなる闇と太陽と月のコメディ小説がいつまで続くのか、じっくりとゆっくりとおつきあいしていきたいものです2012/04/01
-
- 洋書
- TERRARIUMS
