内容説明
フィリピンへ攻め寄せた日本軍は暴風雨で正規空母六隻を損傷。制空権を確保できず進撃は停滞していた。連合艦隊は、米陸軍クラークフィールド航空基地を叩くべく、戦爆連合による奇襲と、旧式戦艦四隻のマニラ湾突入作戦を発動する。伊勢、日向、扶桑、山城…死地に赴く老兵たち。立ちはだかるコレヒドール以下の要塞島、そしてコンクリート戦艦!マニラ湾を血に染める決死部隊の戦果は!?戦記巨篇第三弾。
著者等紹介
三木原慧一[ミキハラケイイチ]
1967年生まれ。アニメンタリー「決断」、「装甲騎兵ボトムズ」等で著名な脚本家・鳥海尽三氏に師事したのち、『超弩級空母大和』で作家活動を開始。経済、軍事情報を盛りこんだドラマ性の高い戦記を得意とし、東京近郊にて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Meistersinger
3
古式艦隊が何であそこまで不利な条件で突入せざるを得ないのか?は謎のまま。結構テクニカルなレベルで話が続いている。統合管制本部的なとこでストーリーを俯瞰させるのは面白い2011/08/28
杞人
1
日米双方が航空優勢が確保できていない状況で、時間の経過はアメリカに有利に働く以上、夜間に戦艦部隊を送り込んで、要塞砲(!)と飛行場を叩かせるというのはあまりにあんまりだが、他に手段が無い以上最悪の中での最善ということか。向こうの空母と新鋭戦艦の動きが読めない以上、自前の機動部隊と大和は動かせない。結局、切れる手札が旧式戦艦しかなかったということだろう(つまり、史実のガ島と似たようなもの)。双方とも例によってまだ何か手の内を隠しているに違いなく、所詮は現時点での推測に過ぎないが、まあその辺も次巻に期待かな。2011/09/06
YS-56
1
文字通り燃え盛る比島。空に海に激戦です。2011/08/27
Kenny00h
0
面白い、面白い。なんとも言えぬ疾走感。色々とマニアックなところも、楽しい。この作者はちょっと苦手なところがあったけれど、今回はとにかく面白かった。2011/08/28