内容説明
やる気なし、根性なし、能力なしの事務所の所長が、凶器あり、指紋あり、目撃者あり、動機もありで現場不在証明なしの被告人の無罪証明を頼まれた!?茅田砂胡の新境地。
著者等紹介
茅田砂胡[カヤタスナコ]
デルフィニアシリーズで小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
118
個人的な期待が高すぎました。まだまだキャラの紹介段階。謎の銀子さんが楽しみ。犬・猿・雉・鬼とくれば桃太郎ですが、百之喜 太郎・私には『ゲゲゲの鬼太郎』のイメージ。妖怪アンテナならぬトラブルアンテナ。左目、髪で隠れてるし。事務所は妖怪ポスト?もしや『桐原家』とリンクするのでは、と妄想中。2010/12/02
エンブレムT
111
茅田さんが描く、現代版『ももたろう』って感じでしょうか?確かにおとぎ話の桃太郎本人って、力持ちだったり剣術に秀でてるとかのウリがなかったような気がするなぁ・・・などと妙なところに納得できる主人公でした(笑)常識はずれな連中を懲らしめる物語。楽しんで読みましたが、スカッとするようなカタルシスはなかったです。とりあえず男女共に美形だらけなので、イラストは見てて楽しいです。ってか、いっそこのままコミック化希望♪で、その際にはもうちょっと見た目年齢を上げて欲しいな。私は始め、学園モノかと勘違いしてしまいましたw2011/05/02
ひめありす@灯れ松明の火
72
方向音痴のももたろうさん。右の手にきび団子代わりの幸運と、左の手に方向音痴の悪運をお供に、犬猿雉に鬼までお供を連れて向かうは鬼が島ではなく『異星人』の住む東京の辺境。騒動から逃れられないのは、根っからの主人公的運命のせいか。言葉通じず因習古めかしき事甚だしい旧家を舞台に繰り広げられる昼ドラもびっくりドロドロ愛憎劇。取り戻すは鬼の財宝でなくて、依頼人の笑顔と自身の怠惰な生活と。ねじ曲がった正しさを剣で一刀両断するわけにもゆかずさてさて武器は自身の幸運の身。この戦い、どうなりますことやら。2011/09/27
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
68
日本語の名前の本は久しぶりとか書いてあったけど、名前を桃太郎から取りすぎです。それにしても日本の昔からの旧家の因縁の事件で、どろどろとした血族の話がこの作者が描くと笑える宇宙人として読めるのが、作者のカラーですねぇ。この設定とキャラクターでいくつも物語が出来そうだけど、すぐ続きが読みたいと次を待つほどではなかったのがちょっと残念。面白いのは面白いんだけどねぇ。次のデルフィニアは待ち遠しいです。2010/12/05
まりもん
64
面白いが、やっぱりデル戦と比べてしまうともの足りない。2011/03/19
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