出版社内容情報
ユキの失われた記憶をたぐる唯一の手がかり、長峰初子が死んだ。僅差で間に合わなかった深波は落ち込むが――魂葬屋奇談、完結!
内容説明
強引な魂葬屋の亜緒に押しきられ、欠片探しを手伝っていたが故に、ユキの失われた過去をたぐる手がかりをなくしてしまった深波。このままユキは記憶を取り戻すことなく終わってしまうのか?己の無力さを噛みしめながらも仲間たちに背を押され、深波は再び立ち上がる。だが、なぜかその身に危機が。どうして深波が狙われるのか?襲撃者は何者なのか?そしてユキの過去とは―!?シリーズ、堂々完結。
著者等紹介
九条菜月[クジョウナツキ]
8月11日生まれ。『ヴェアヴォルフ オルデンベルク探偵事務所録』にて、第2回C・NOVELS大賞特別賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みどり
7
ここにきてぐっと深波の精神状態が大人になってきたようです。 死神や、魂葬屋や、その上始末屋なんて怪奇と付き合い向き合う思春期って成長が早いですね。2020/06/07
シュウ
5
完結。やっぱり連夜は関係者だったんだ。ユキは記憶が戻ったわけではないけど、それでも深波のやったことは無駄じゃなかった。深波、最初と比べて、成長したね。2021/08/08
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
4
シリーズ6作目完結編。2022/08/10
爺
4
シリーズ最終巻。登場人物が多く、少々駆け足気味ですが、キッチリまとまったと思う。始まった時の“壊れた魂を修復する話”という前提は、シリーズの結構早い段階で崩れてはいたので、方向性のズレは個人的には気にならなかったかな。全体を通してのバランスの悪さは著者の成長だと思おう。辛口採点はいくらでも出来るけど、楽しませて貰ったので甘口評価で締めたいと思います(笑)。2015/03/25
澪
4
はじめのころと比べると深波がすごく変わった。 どうしてみんな窓から入ってくるんだろ?連夜も窓からだったし・・・。 続きがでたらいいのになぁ。2010/06/24