出版社内容情報
使者にあこがれる砦族の少女タリアは、ある日〈共に歩むもの〉と出会い――運命に導かれヴァルデマールに向かう旅が始まった!
内容説明
厳格な規律を守り、辺境で暮らす砦族。抑圧された生活の中で少女タリアにただひとつ許されたのは、“使者”が活躍する本を読み、仲間になる日を夢想することだった。その夢すら奪われ、意に染まぬ結婚を強いられそうになったとき、“使者”とはぐれた“共に歩むもの”が目の前に現れた!タリアは“使者学院”に向かう決意をする。自らの運命に立ち向かう少女の戦いがいま始まる。
著者等紹介
ラッキー,マーセデス[ラッキー,マーセデス][Lackey,Mercedes]
1950年生まれ。米国のファンタジー作家。ヴァルデマール王国とその周辺諸国で繰り広げられるシリーズ作品を中心に多くの作品を発表している
澤田澄江[サワダスミエ]
1970年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きーみん
16
ちょっとパラ見するだけのつもりが、読み出したらやめられなくなった。タリアと一緒にわけも判らず旅に出て、一気に巻末まで駆け抜けてしまった!まずい!すごく面白い!!どうしてこんなに夢中になる本ばかりオススメされてるんだ私?有り難いけど、一日が倍あっても足りない〜2010/08/15
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
15
抑圧された環境で育ちながらも、"使者"になる夢を捨てきれなかった少女タリアの物語。彼女は、辺境の砦族出身という出自と結婚を強要される状況から逃れ、謎の白馬との出会いをきっかけに使者学院への道を歩み始める。この作品の核となるテーマは、運命に翻弄されつつも自己の信念を貫く主人公の強さ。タリアは結婚を拒否し、数々の危機にも屈せず歩き続ける。その姿勢が物語における転機を生む。特筆すべきは、タリアの成長過程と馬や生き物たちとの特別な絆。壮大な世界観、魅力的な登場人物、そして主人公の成長譚が見事に融合した作品である。2024/04/08
おぺろ
13
どなたかがコメントされてましたが、始まりはハリーポッターみたいでしたね^^学園で生活することにより彼女の成長がジックリみれてよかった!でも結構物語自体はたんたんと進んでいったという印象ですね!もっと壮大な感じをイメージしてたんですが、、でも続いているようなので大人になったタリアの成長が見れるのかと思うとワクワクです♪スキッフにも会いたい^^2011/07/15
すぅーた
11
表紙が綺麗で興味を持って読んでみました。共に歩むものとか今までにはない要素が沢山だし面白い!!ファンタジー好きにはたまらないシリーズを見つけました。これから楽しみ。2012/01/08
ときわ
6
上橋菜穂子さんの世界(香君)から戻ってくるために読んだ。何度も読んでる安定の面白さ。2022/05/11
-
- 電子書籍
- 【単話版】がんばれ農強聖女~聖女の地位…
-
- 和書
- 醜聞 〈下〉 岩波文庫