出版社内容情報
の怒りの発動に人は為す術を持たない。アティス・リグリアの前線では講和に向けての歩み寄りが始まった。しかし歴史が新たな刻みをつける前に最後の悲劇が…。シリーズ最終巻。
内容説明
『争いをやめよ!』その声は遍く大地に響き渡る。神は、一人の青年を守護しその怒りを発動させた―海戦の最中、まるで天が落ちたような『衝撃』に誰も為す術を持たなかった。自ずとアティス・リグリアの前線では休戦、そして講和に向けた歩み寄りが探られ始めた。両国は、新しい歴史を刻み出したのだった。だが最後の悲劇もまた―シリーズ最終巻。
著者等紹介
三浦真奈美[ミウラマナミ]
2月9日生まれ。1989年、コバルトノベル大賞でデビュー
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感想・レビュー
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fap
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ミオ君、負け知らずで最後まで突っ走る。 ちょっと勝ちすぎです。 父親がまっとうな知識人だったけど、その教えだけでここまで優秀なのはちと解せない。 物語の最初と最後で、性格が変わったんじゃないかと思える人物がちらほら。 ラウェンナ爺さんは、あそこまでやる人には思えなかった。 ユリア姉さんなんか、いつの間にやら・・・。 人物関係が最初の頃と違ってきているのに、どうしてそうなったのかが書かれていない。 展開は早いが最後はあれなんで、やや消化不良。2014/10/22
光霞
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so good!再読。初読時に衝撃を受けたラストストーリー。ハッピーエンド好きな自分が珍しく許せて、且つ好みなバッドエンドでした。理不尽と不条理とが渦巻いて。不本意でも自らに課せられた使命を果たすために動くミオ。ラストでシディに迎えられ、漸く息をつけたのだと思います。妙にぐっとくるシリーズでした。2012/02/05