内容説明
天目山の戦いに敗れ甲斐武田氏は遂に滅亡。残された莫大な「武田御遺金」を奪うべく真田、風魔ら忍者集団が続々と甲斐に集結しつつあった。しかし、唯一の武田氏嫡流、勝頼の三男・若千代は、“落とし”を請け負う山の者・多十の手によって生き延びていたのだった!果たして標的となった多十らは迫り来る追っ手から逃れることはできるのか!?戦国忍者活劇シリーズ第一弾。
著者等紹介
長谷川卓[ハセガワタク]
1949年、神奈川県小田原市生まれ。現在、静岡県静岡市在住。73年、早稲田大学大学院文学研究科演劇専攻修士課程修了。80年、「昼と夜」で群像新人文学賞を受賞。81年、「百舌が啼いてから」で芥川賞候補となる。2000年、『血路』で第2回角川春樹小説賞を受賞
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