内容説明
照和二十四年、戦時下の後世日本を大地震が襲った。万全の救難体制で、人命の犠牲は最小限に食い止めたものの、生産設備に大打撃を受け、国力は半減。さらにこの琵琶州震災をきっかけに大恐慌の気配さえ漂い、来るべき蒙古決戦に賭けていた大高首相の戦略構想に狂いが生じ始めた。一方欧州では、旭日艦隊への補給も滞る中、態勢を立て直した独逸軍の新防衛システムの前に、連合軍のブルターニュ上陸部隊はあわや壊滅の危機に。戦略を再構築すべく大石司令長官は急遽帰国の途につくが。
照和二十四年、戦時下の後世日本を大地震が襲った。万全の救難体制で、人命の犠牲は最小限に食い止めたものの、生産設備に大打撃を受け、国力は半減。さらにこの琵琶州震災をきっかけに大恐慌の気配さえ漂い、来るべき蒙古決戦に賭けていた大高首相の戦略構想に狂いが生じ始めた。一方欧州では、旭日艦隊への補給も滞る中、態勢を立て直した独逸軍の新防衛システムの前に、連合軍のブルターニュ上陸部隊はあわや壊滅の危機に。戦略を再構築すべく大石司令長官は急遽帰国の途につくが。