出版社内容情報
さまざまな女性との恋愛を通して、類い稀なる美しさと才能を発揮してゆく光源氏の青春時代――。正確な考証を礎に大胆な解釈を試みる長谷川版源氏物語絵巻。
目次
桐壺
帚木
空〓
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花宴
葵
賢木
花散里
須磨
明石
著者等紹介
長谷川法世[ハセガワホウセイ]
1945年生まれ。福岡市出身。『博多っ子純情』と『がんがらがん』で、第26回小学館漫画賞を受賞。2003年より博多町家ふるさと館館長。福岡市文化賞、福岡県文化賞、西日本文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keith
16
マンガなんでとっつきやすいかなと思ってましてが、登場人物が皆んな同じ顔で見分けがつかん!おまけに光源氏と女性たちの肝心な会話が、和歌で交わしてるので意味が分からん!2020/10/26
M A
2
初の活字のみで読むために、理解を深めるために読んだ。漫画であるが、絵巻ものの源氏物語そのものを読んでいる錯覚になる。作画の時点で絵巻源氏物語をかなり研究したのだろう。寝殿造の屋敷には遣水がつきものだが、遣水のルールに則って、ちゃんと屋敷右側から流しているのが嬉しかった。年中行事の描写も絵に手抜きがなく、和歌の応酬も訳が載っていてわかりやすい。人物はそっくりで光源氏ですら区別がつかないので、衣の柄で区別してました。2024/04/04