内容説明
物語性豊かな歴史ロマンの全容。頼家の娘にして源家最後の正嫡鞠子の業苦の重みに耐えた短い一生。将軍家謀殺事件の汚名を辞さず、信念に殉じた本多正純の孤高の生涯。
感想・レビュー
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だまし売りNo
32
北条政子死後の御家人達の精神的支柱になったと位置付けられることが多いが、本書の竹御所は執権北条氏に私的な幸福を奪われ、利用された悲劇の存在である。2023/01/28
inarix
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一生日陰者で良い。末永く幸せに暮らして欲しい。そう願って鞠子を育て、見守り続けた刈藻の視点で綴られています。 彼女の死が、源家嫡流の断絶を意味していた。 頼朝の血筋を引く最後のひとりであったために、非情な権力抗争の波にもてあそばれた竹ノ御所鞠子の数奇な生涯を描いた歴史小説。2013/07/21
