人類の起原と古代オリエント

人類の起原と古代オリエント

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  • サイズ B6判/ページ数 574p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784124034011
  • NDC分類 209
  • Cコード C1320

目次

第1部 人類文明の誕生(人類のはじまり;食料生産のはじまり;文明の誕生;文化と文明)
第2部 都市と帝国(メソポタミア文明の誕生;都市の境界をこえて;人びとのくらし;アッシリアとフリ人の勢力―前二千年紀前半の北メソポタミア;国際関係の時代―前二千年紀後半のオリエント世界;大帝国の興亡―前一千年紀前半のアッシリアと周辺世界)
第3部 ナイルが育んだ文明(エジプト文明の成立;官僚国家への道;オリエントの国際政治のなかで;栄光と衰退)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

24
人類の起源と、中南米・中東に栄えた文明を概説している。遺跡や遺物のカラー写真が豊富で新書のような平易な文章なのが良い。ただ時間的にも地理的にも広大な範囲を取り扱っているので、年代や名詞がこんがらがって大変だった。エジプトとメソポタミアは分割した方が良かったのではなかろうか。あと巻末だけでなく各章ごとにも簡単な年表があれば尚分かりやすかったかなと思う。 2015/04/12

takeapple

15
メソピタミアとエジプトは、同じ四大河文明でも(今は四大文明というのか)性格が大きく違うと言う印象。どちらも膨大な文字資料の解読と考古学的な発掘からどんどん新しいことがわかっているんだなあ。だからここにあることも20年以上前の話なので、今ではもう古いのかなあ?大学の西洋史概説Iでやったことは、旧版中央公論世界の歴史にあったような内容だったから歴史学の進み具合は凄いなあ。エジプト文明の方がメソピタミアより古いとやったような気がするし、製鉄もヒッタイトが発明したのでは無く、前の文明だったんだねえ。2020/04/19

ピオリーヌ

14
1998年に刊行された中公世界の歴史の第一冊。文字通り人類の発生からオリエントの歴史(新バビロニア帝国の滅亡まで)、古代エジプトの歴史が描かれる。シュメール農業の生産力の高さ、地理的に近接しながら、独自の歴史を歩んだ古代エジプト文明が印象的。エジプト古王国は紀元前二千年頃に崩壊したが、後代のエジプト人にとって、古王国時代は理想の時代とされ、お手本とされたという。この辺り中国でいう周の時代にあたるか?2021/10/23

sine_wave

14
人類の発生から始まって、古代エジプトの文明の終焉まで。主としてメソポタミアとエジプトの歴史が多くの部分を占める。しっかりこういった本で詳細を読んでみると、教科書でざっと勉強したよりはるかに興味を持つことができた。2021/02/24

りん

8
官僚の腐敗が国の衰退を意味するのはいつの時代も変わらない2017/02/20

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