感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
67
図書館からマリノフスキーの本を探すとこれが出てきて借りるが、同時収録がなんと「悲しき熱帯」の短縮版。構造主義の代表作で、文化人類学の古典といわれるが初読み。40代の著者が自分の学生時代、亡命時代などやブラジル少数民族での調査などを思い起こしながら描くエッセイ。滅びようとしてる種族の極めて原始的で貧しい生活を共にして彼らの社会理論を考察。そして、西洋文明との対比。著者のペシミスティックな視点と怜悧な観察力と詩的な表現にこういう学術書があるのかと驚く。完全版は長年の積読中なので読み返したい。2017/07/11
Jimmy
2
マリノフスキーは見事に“クラ”の説明を描写していましたが、レヴィ=ストロースはなんか紀行文で残念でした。それでもやっと最後でナンビクワラ族の記述はそれっぽくて良かったのですが。2018/03/18
s2s
0
「悲しき熱帯」だけ読んだ2004/11/12
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- 和書
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