感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
80
これはレーニンの作品とレーニンについての江口朴郎さんの「レーニン論」が収められています。レーニンについては、学生時代に「帝国主義論」と「国家と革命」を岩波文庫で読んだだけでしたので内容はすっかり忘れていました。プロパガンダ的な作品が多いのですが、「資本主義の最高の段階としての帝国主義」(いわゆる帝国主義論)は結構金融資本などを分析していてヒルファーディングやカール・カウッキーなどを引用したりして、経済的な分析が多かったのを思い出しました。2015/12/22
荒野の狼
4
収録されているレーニンの著作は「貧農に訴える(日南田静真訳」「民主主義革命における社会民主党の二つの戦術(西島有厚訳」「資本主義の最高の段階としての帝国主義(和田春樹訳)」「マルクス主義の戯画と“帝国主義的経済手技”について(相田重夫訳)」「国家と革命(菊池昌典訳)」。すべての著作に詳細な用語と人物の説明があり関連写真と人物の写真も理解と興味を深める。これに江口朴郎による「レーニンと現代の課題」47ページが解説として付せられおり、レーニンの生涯、思想、時代背景が写真とともに解説され優れている。2018/04/22
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