出版社内容情報
イギリスのある村で22年前に起こった殺人事件と、心優しき青年バーナビー出生の謎。
〈世界初の長篇推理小説〉とも称される、文豪の代表作を初文庫化。
訳者解説 小池滋
【目次】
内容説明
1775年3月19日の夕暮、ロンドン郊外チグウェル村の酒場〈メイポール亭〉に一人の旅人が訪れる。奇しくも二十二年前の同日、近隣で発生した殺人事件について馴染み客が彼に語ったその時、止まっていた運命の歯車が動きだす―イギリスを代表する文豪が推理小説的技巧を用い、E・A・ポーを嫉妬させた歴史長篇、初文庫化。
著者等紹介
ディケンズ[ディケンズ]
1812年、イギリス南部ランドポート生まれ。貧しい会計吏の家庭で育ち、少年時代から働き始める。そのかたわら大英博物館に通って独学し、新聞記者となる。ジャーナリスト活動の合間に投稿したエッセイが評判となり、『ボズのスケッチ集』として出版。以降、十九世紀英文学を代表する作家として名声を得る。1870年死去
小池滋[コイケシゲル]
1931年、東京生まれ。英文学者、翻訳家、鉄道史研究家。東京都立大学名誉教授。ディケンズをはじめとした十九世紀英文学を専門とした。80年に『英国鉄道物語』で毎日出版文化賞を受賞。2023年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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迦陵頻之急
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十八世紀後半の英国での政治騒乱を描いた歴史小説にして、大胆なトリックを用いたミステリーの元祖。なのだが、上巻では歴史的事件はまだ発生しない上、ミステリーの方も、冒頭で数年前に起きた謎めいた殺人事件が語られ、正体不明の人物が出没するものの、当面は本格的に展開せず。今のところ、ストーリーの軸は邪悪な父親に妨害される若い男女の恋模様である。どうも本筋がはっきりしない。タイトルは主人公の名前だが、特異な性格が印象的ながらストーリーにはほぼ関与せず。ただし、彼の父親も全く同じ名前である事がタイトルの仕掛けなのかも。2026/04/06
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