出版社内容情報
・直木賞作家が、自作にもとづいてやさしく解説する、実践的文章読本。
・著者は、講談社フェーマススクールズ文芸講座、読売文化センター小説講座の講師を20年にわたり務めてきた。
・小説講座をそのまま紙上再現する構成で、具体的かつ実践的内容。
・詩作から私小説、戦場小説、時代小説、また戦記文学と、著者の執筆経験にもとづいた、ジャンル別解説。
・例文はすべて、著者の実作品に拠っている。小説入門としてのみならず、著者の多彩な作風を一望できる「伊藤桂一読本」でもある。
・巻末には、池波正太郎との対談「捕物小説あれこれ」を増補、池波式小説作法との比較も面白い。
【目次】
内容説明
書くことによって悟ったことは、そのまま実力になる!二十年にわたって講師を務めてきた小説講座を紙上再現。詩作から私小説、戦場小説、時代小説、そして戦記文学まで。著者の執筆経験をもとに、自作のみを用いて解説する、実践的文章読本。巻末に、池波正太郎との対談「捕物小説あれこれ」を追補。
目次
一 私の文学修業
二 文章作法について
三 短篇小説入門
四 短篇小説の分析研究
五 小説の物語性
六 私と時代小説
七 戦場小説と私
八 成果をあげるための要点
著者等紹介
伊藤桂一[イトウケイイチ]
1917年三重県四日市生まれ。38年より終戦まで、のべ六年十ヵ月にわたり兵役に就く。終戦は陸軍伍長として上海近郊で迎えた。46年復員。48~62年出版社の編集部勤務のかたわら、小説の執筆・投稿を続ける。62年「螢の河」で直木賞、84年『静かなノモンハン』で芸術選奨文部大臣賞および吉川英治文学賞、85年紫綬褒章を受ける。日本芸術院会員。2016年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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