出版社内容情報
柳田國男は、一九二五年、女性の役割に着目した記念碑的論考「妹の力」を発表。
以降、『婦人公論』誌上で、日々の暮らしに関わる事柄を、民俗学の観点から平易に解説した。
本書は表題作ほか「毎日の言葉」「婚姻の歴史」など同誌掲載の全八篇を収める。
女性のための民俗学入門。文庫オリジナル。〈解説〉佐藤健二
【目次】
内容説明
柳田國男は一九二五年、女性の主体性に着目した記念碑的論考「妹の力」を発表。以降、『婦人公論』誌上で女性読者からの日々の暮らしや言葉についての疑問に答えた。本書は表題作ほか「毎日の言葉」「婚姻の歴史」など同誌掲載の全八篇を収める。問答形式による民俗学入門。文庫オリジナル。
目次
妹の力
女性生活史
毎日の言葉
大家族と小家族
婚姻の歴史
錦木と山遊び
迷信と邪教
個性の教育に
資料 成人教育の好機関
著者等紹介
柳田國男[ヤナギタクニオ]
1875(明治8)年、兵庫県生まれ。民俗学者。東京帝国大学卒業後、農商務省に入省。以後、法制局参事官、貴族院書記官長を歴任。1909年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表し、日本民俗学を創始。49年学士院会員、同年日本民俗学会初代会長。51年文化勲章受章。1962(昭和37)年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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