出版社内容情報
中井英夫・吉行淳之介らの盟友として知られた著者。
代表作「メーゾン・ベルビウ」物ほか、その幻想・推理短篇を厳選した初のベスト・コレクション。
【目次】
内容説明
戦後文壇に突如として現れ、一閃の光芒を放ち去った彗星―中井英夫・吉行淳之介らの盟友として、また日本幻想文学史上の隠れた異才として、長らく語り継がれてきた“幻の作家”椿實。デビュー作「メーゾン・ベルビウ地帯」から晩年の掌篇まで、絢爛たる文体に彩られたその幻想・推理短篇を精選する初のベスト・セレクション。
著者等紹介
椿實[ツバキミノル]
1925年、東京生まれ。47年、東京大学在学中に中井英夫、吉行淳之介らが創刊した第十四次「新思潮」に「メーゾン・ベルビウ地帯」を発表し、柴田錬三郎、三島由紀夫らの激賞を受ける。教員のかたわら小説執筆、神話研究を続け、82年『椿實全作品』を刊行し、作家活動を復活。2002年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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