出版社内容情報
閉塞的な故郷で起きた怪事件。
血脈、正義、そして権力闘争が絡み合う。
小説だからこそ描ききれた、圧倒的人間ドラマ
堂場瞬一、作家としての原点〈汐灘サーガ〉第2弾
地方都市・汐灘の海岸で発見された女性の変死体。県警は散弾銃による自殺と結論づけたが、捜査一課の石神謙は他殺の線で独自捜査を続ける。一方、地元政界は、引退する大物代議士・剱持隆太郎の後継指名を巡り混迷を深めていた。石神と剱持、交わるはずのなかった二人の運命が今、交錯する――。
〈解説〉渡辺祐真
【目次】
内容説明
閉塞的な地方都市・汐灘の海岸で発見された女性の変死体。県警は散弾銃による自殺と結論づけたが、捜査一課の石神謙は他殺の線で独自捜査を続ける。一方、地元政界は、引退する大物代議士・剱持隆太郎の後継指名を巡り混迷を深めていた。石神と剱持、交わるはずのなかった二人の運命が今、交錯する―。「汐灘サーガ」第二弾。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年秋『8年』にて第一三回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kei.ma
14
幕開けは国会議員の当選の場面から。訝しむ間もなく堤防下で発見された無残な女性の死体。物語は、汐灘市を牛耳る大物政治家剣持と正義感の権化のような刑事石神を軸に展開する。特筆すべきは時間の活かし方。読み進めるうちにじっくりと明瞭になる政治家の後継問題、それに併せるかのように殺人事件を封じる組織に抗う主人公が足掻きながら核心に迫っていく。ところで、物語からはメロディは届かず背景には闇の色が覆っていて。だからか、本音で向き合う親子の感情がよく届いた。堂場瞬一さんの「断絶」、読み応え感随一に思う。2025/08/26
coldsurgeon
6
汐灘サーガ・シリーズ第2作。北関東の太平洋に面した一地方都市を舞台に、政治と記事事件とが、物語の流れを生み出す。地方都市の発展と衰退の歴史、その都市での政治のれ基礎としての流れ、家族の歴史、それぞれが渦巻いていく。血のつながりが家族のきずなを高めることもあれば、環境が家族を創ることもあるということを、教えてくれた。2025/07/16
うさぎや
4
汐灘サーガ第2弾は刑事vs政治家。またなんともえぐいラスト。2025/06/29
ネルシュン
1
政治小説でありミステリー、汐灘シリーズの第2弾。最初から最後まで緊張感が途切れず、あっと言う間に読了しました。2025/08/01
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