出版社内容情報
閉塞的な故郷で起きた怪事件。
血脈、正義、そして権力闘争が絡み合う。
小説だからこそ描ききれた、圧倒的人間ドラマ
堂場瞬一、作家としての原点〈汐灘サーガ〉第2弾
地方都市・汐灘の海岸で発見された女性の変死体。県警は散弾銃による自殺と結論づけたが、捜査一課の石神謙は他殺の線で独自捜査を続ける。一方、地元政界は、引退する大物代議士・剱持隆太郎の後継指名を巡り混迷を深めていた。石神と剱持、交わるはずのなかった二人の運命が今、交錯する――。
〈解説〉渡辺祐真
【目次】
内容説明
閉塞的な地方都市・汐灘の海岸で発見された女性の変死体。県警は散弾銃による自殺と結論づけたが、捜査一課の石神謙は他殺の線で独自捜査を続ける。一方、地元政界は、引退する大物代議士・剱持隆太郎の後継指名を巡り混迷を深めていた。石神と剱持、交わるはずのなかった二人の運命が今、交錯する―。「汐灘サーガ」第二弾。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年秋『8年』にて第一三回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coldsurgeon
6
汐灘サーガ・シリーズ第2作。北関東の太平洋に面した一地方都市を舞台に、政治と記事事件とが、物語の流れを生み出す。地方都市の発展と衰退の歴史、その都市での政治のれ基礎としての流れ、家族の歴史、それぞれが渦巻いていく。血のつながりが家族のきずなを高めることもあれば、環境が家族を創ることもあるということを、教えてくれた。2025/07/16
うさぎや
4
汐灘サーガ第2弾は刑事vs政治家。またなんともえぐいラスト。2025/06/29
ネルシュン
1
政治小説でありミステリー、汐灘シリーズの第2弾。最初から最後まで緊張感が途切れず、あっと言う間に読了しました。2025/08/01