出版社内容情報
第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞作
大根おろしの中に小判がざくざく!?
祭りのために命がけで蜜柑を運ぶ!?
江戸っ子たちの英雄だったこの男は、なぜ一代で店を閉じたのか?
謎に満ちた紀伊國屋文左衛門の生涯に迫る、痛快なる歴史×経済小説
時は元禄。文吉は、幼い頃に巨大な廻船に憧れたことをきっかけに、故郷の紀州で商人を志す。だが許嫁の死をきっかけに、彼は「ひとつの悔いも残さず生きる」ため、身を立てんと江戸を目指す――。蜜柑の商いで故郷を飢饉から救い、莫大な富を得ながらも、一代で店を閉じた謎多き人物、紀伊國屋文左衛門。天才商人の生き様に迫る痛快作。
内容説明
時は元禄。文吉は、幼い頃に巨大な廻船に憧れたことから、故郷の紀州で商人を志す。だが許嫁の死をきっかけに、「ひとつの悔いも残さず生きる」ため、身を立てんと江戸を目指す―。蜜柑の商いで故郷を飢饉から救い、莫大な富を得ながらも、一代で店を閉じた謎多き人物、紀伊國屋文左衛門。天才商人の生き様に迫る痛快作。第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞作。
著者等紹介
吉川永青[ヨシカワナガハル]
1968年東京都生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。2010年「我が糸は誰を操る」で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作は、『戯史三國志 我が糸は誰を操る』と改題し、翌年に刊行。12年、『戯史三國志 我が槍は覇道の翼』で吉川英治文学新人賞候補。15年、『誉れの赤』で吉川英治文学新人賞候補。16年、『闘鬼 斎藤一』で野村胡堂文学賞、22年、『高く翔べ 快商・紀伊國屋文左衛門』で日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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