出版社内容情報
寂れゆく故郷で生まれた犯罪。
友情と正義、そして復讐がぶつかり合う。
小説だからこそ描ききれた、圧倒的人間ドラマ
堂場瞬一、もうひとつの代表作〈汐灘サーガ〉第1弾
地方都市・汐灘の海岸で起きた幼女殺害未遂事件。容疑者として浮上したのは二十年前に同様の犯行を自供し、服役した過去を持つ庄司だった。庄司の親友だった刑事、冤罪を訴える弁護士、そして娘の復讐を誓う父親。三者の思惑が交錯する時、予想だにしない真実が姿を現す。
内容説明
寂れゆく地方都市・汐灘の海岸で起きた幼女殺害未遂事件。容疑者として浮上したのは、二十年前に同様の犯行を自供し、服役した過去を持つ庄司だった。庄司の親友だった刑事、冤罪を訴える弁護士、そして娘の復讐を誓う父親。三者の正義が交錯する時、予想だにしない真実が姿を現す。「汐灘サーガ」第一弾。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年秋『8年』にて第一三回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coldsurgeon
8
20年の間をおいて発生した類似事件の犯人は、誰なのか。同一人物なのか、あるいは別の人物か。冤罪かもしれない殺人事件の犯人の再審を求める弁護士たちも、犯罪被害者家族も、刑事たちも、それおぞれの視点で、自分の都合を優先しているように描かれる。刑事事件をどのように観察するかがポイントであるような物語だった。2025/07/14
うさぎや
6
シリーズ第1弾。先が気になりすぎて一気読みしてしまった……なんともやりきれない結末。2025/06/20
ネルシュン
2
非常に緊張感のある展開で、一気に読ませる面白い小説でした。2025/07/18
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