中公文庫<br> 家族の昭和―私説昭和史〈2〉

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

中公文庫
家族の昭和―私説昭和史〈2〉

  • 関川 夏央【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 中央公論新社(2024/12発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 20pt
  • 提携先に13冊在庫がございます。(2025年05月03日 11時21分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122075917
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

「昭和」という時代と日本人は、戦争体験を経て激変した。
経済面ではすべてを失いながらも、瞬く間に飛躍的成長を遂げ、人びとの精神や生活習慣も大きく変貌した。
そしてその激動の原動力となったのは、家族の存在だった。

吉野源三郎、幸田文、向田邦子、鎌田敏夫。時代を描く彼らの作品に登場するさまざまな「家族」の変遷から、「昭和」の実像をとらえる。
巻末に「自著解説」を増補。

内容説明

戦争体験を経て激変した「昭和」という時代と日本人。その根底にあったのは、家族の存在だった。吉野源三郎、幸田文、向田邦子、鎌田敏夫…。時代を描いた彼らの作品に登場するさまざまな「家族」の変遷から、「昭和」の実像を描き出す。巻末に、「自著解説」を新たに書き下ろす。

目次

1 「戦前」の夜―向田邦子『父の詫び状』と吉野源三郎『君たちはどう生きるか』(平伏する父;稼ぐ娘;ふたつの家の「家長」;「コペル君」たちの東京;「あの人々」への視線;「大衆」の住む家;家族のプライバシー;大事なことはしゃべらない)
2 女性シングルの昭和戦後―幸田文『流れる』ほか(女だけの家;向島の生家;「おとうと」をなくした人;「脊梁骨を提起しろ」;父の思い出を書く人;女たちがひとりで棲む街;玄人に伍してみたい)
3 退屈と「回想」―鎌田敏夫「金曜日の妻たちへ」ほか(「妻たち」の昭和末;「回想」する彼ら;「回想」しない彼ら;「生まれ育ち」には勝てない;衣食足りて退屈を知る;リバーサイドからベイエリアへ;「昭和」の終焉)

著者等紹介

関川夏央[セキカワナツオ]
1949年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』で第七回講談社ノンフィクション賞を、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローとの共著)で第二回手塚治虫文化賞を、『昭和が明るかった頃』で第一九回講談社エッセイ賞を、2001年「明治以降の日本人と、彼らが生きた時代を捉えた幅広い表現活動」により、第四回司馬遼太郎を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

19
今回は一部とは趣を変えて、小説、ドラマに描かれた昭和に関する、考察、評論となってます。特に小説に関しては、向田邦子と幸田文が中心となっており、もう一つの「君たちはどう生きるか」は付け足し程度で、私もこれは高等遊民の戯言と思って興味は無いですが。向田邦子も幸田文も本人の生き方が小説にどう昇華された迄を、家族、婚約者、等も勘案して紐解くスリリングな読み物です。向田さんに13歳上の恋人が居たが病弱で後に自ら死を選んだ事、幸田文が花柳界に飛び込み玄人に伍してそれが「腕試し」で「タネ取り」になり文学で勝負する気に。2025/01/26

hasegawa noboru

19
今年は昭和百年ということになるのだが、二〇〇八年時点で<二〇〇八年は平成二十年ではない。昭和八十三年だ。あえてそういいたい昭和人である>筆者が<昭和戦前から昭和戦後へ、その家族像の推移を主題に据えて、小説、テレビドラマ、映画を読みこんでみた>という本。幾度か観ているからか、『麦秋』『東京物語』『秋刀魚の味』小津三作品に見る家族観、人生観を解説、分析している文章がすばらしい。<死は順番にめぐってくる。生き残った者たちには自分の番が来るまで、日常を営みつづける義務がある。>『東京物語』における無常感について2025/01/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22300276
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品