出版社内容情報
〈昭和100年〉ほんの百年前を生きた女たちの苦闘。
東郷青児と情死をはかった西崎盈子、夫の出陣前夜に殉死した井上中尉夫人・千代子、保険殺人をはかった母子、徳山はつ・光子、堕胎罪に問われた女優・志賀暁子、ソ連へ亡命した女優・岡田嘉子……。昭和のメディアを「騒がせた」女たちの苦闘に寄り添い、その人生を追ったノンフィクション。文藝春秋読者賞受賞。昭和一〇〇年に際し文庫化。
上巻 目次
妻たちと東郷青児
井上中尉夫人「死の餞別」
保険金殺人の母と娘
志賀暁子の「罪と罰」
杉山智恵子の心の国境
チフス饅頭を贈った女医
性の求道者・小倉ミチヨ
桝本セツの反逆的恋愛
初代女性アナ翠川秋子の情死
擬装結婚の愛と真実
内容説明
東郷青児と情死をはかった西崎盈子、夫の出陣前夜に自死した井上中尉夫人・千代子、保険金殺人をはかった母子、徳山はつ・光子、堕胎罪に問われた女優・志賀暁子、ソ連へ亡命した女優・岡田嘉子…。昭和のメディアを「騒がせた」女たちの苦闘に寄り添い、その人生を追った全一六章のノンフィクション。文藝春秋読者賞受賞。
目次
妻たちと東郷青児
井上中尉夫人「死の餞別」
保険金殺人の母と娘
志賀暁子の「罪と罰」
杉山智恵子の心の国境
チフス饅頭を贈った女医
性の求道者・小倉ミチヨ
桝本セツの反逆的恋愛
初代女性アナ翠川秋子の情死
擬装結婚の愛と真実
著者等紹介
澤地久枝[サワチヒサエ]
昭和5年(1930)、東京生まれ。四歳のとき一家で満州へ移住、吉林市で敗戦を迎える。昭和24年、中央公論社に入社、かたわら早稲田大学第二文学部国文科を卒業。昭和38年、同社を退社し、五味川純平氏の『戦争と人間』資料助手を経て独立。著書に『火はわが胸中にあり』(日本ノンフィクション賞受賞)、『記録ミッドウェー海戦』(菊池寛賞受賞)など。平成20年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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