出版社内容情報
出口治明氏推薦!
〈ナチ台頭の時代をこれほどまで見事に描き切った秀作は稀である〉
1930年代、駐独大使としてベルリンに降り立った米国人一家は、ヒトラーが権力を掌握する過程で何を目撃したか。
歴史学者の大使ドッドと、社交界の華としてゲシュタポの幹部やロシア人外交官らと浮名を流した長女マーサの視点から、大都市を侵食する狂気と陰謀をスリリングに描く。
ニューヨークタイムズベストセラー第1位のノンフィクション。〈解説〉辻田真佐憲
内容説明
一九三〇年代、駐独大使としてベルリンに降り立った米国人一家は、ヒトラーが権力を掌握する過程で何を目撃したか。歴史学者の大使ドッドと、社交界の華として注目を集めた長女マーサの視点から、都市を侵食する狂気と陰謀をスリリングに描く。ニューヨークタイムズベストセラー第一位(二〇一二年五月)のノンフィクション。
目次
1 藪の中
2 第三帝国での家探し
3 庭園の堕天使
4 骨の疼く寒さ
5 動揺
6 黄昏のベルリン
7 すべてが変わる時
著者等紹介
ラーソン,エリック[ラーソン,エリック] [Larson,Erik]
ノンフィクション作家。米国在住。The Devil in the White City(邦訳『万博と殺人鬼』)でエドガー賞受賞、National Book Awardの最終候補となる
佐久間みかよ[サクマミカヨ]
学習院女子大学国際文化交流学部教授。アメリカ文学・文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun
31
こういうノンフィクションを読みたかった。ヒトラーが権力を握りナチスの支配体制が確固となるまでの過程、その歴史を駐独大使たるアメリカ人一家の視点で語られる。ナチスが台頭し戦争で登場した新たな近代兵器や悪名高いアウシュビッツでの所業等はよく知られる。ところがナチスの狂気的な選民思想がどのようにドイツ国民間に浸透していったのか、特にその時代の空気感が感じられるような読み物はあまり知らない。本書の米国大使は学者肌の客観的な目線でドイツ国内の狂騒の雰囲気を記す。まるでこの時代の様子を見ているかのような読書となった。2024/09/30
リュウジ
9
★5なぜ、諸外国は早い段階でヒトラーを止めようとしなかったのか?米国だけだがこの本で長年の疑問がすっきり。確かに歴史を振り返れば「声を上げる機会はあった/P529」。が、1933年頃のヒトラー政権はやがて崩壊するといわれていた時代。ヒトラーを信じすぎたのか、ただ騙されたのか。国家間の話なれど結局歴史を創るのは国の下で自身が信じる正義を信じ行動する個々の人間たち。この歴史に学ぶとすれば、宥和策などで平和裏に解決しようとしても無理な相手には初めから無理だということ。今も世界は同じ間違いを繰り返しているかもね。2025/07/29
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