出版社内容情報
貞淑で慈愛に満ち献身的、清潔で若々しく、優雅に振る舞う……。近代社会において〈女らしさ〉はどのように規範化され、いかに共有されたのか。フランスの文学・絵画表現からモード、礼儀作法書まで「見られる女/見る男」の変遷を辿り、歴史空間のなかで規制されてきた女性の身体を浮き彫りにする。新章を書き下ろした増補改訂版。図版63点収載。
内容説明
貞淑で慈愛に満ち献身的、清潔で若々しく、優雅に振る舞う…。近代社会において“女らしさ”はどのように規範化され、いかに共有されたのか。フランスの文学・絵画表現からモード、礼儀作法書まで「見られる女/見る男」の変遷を辿り、歴史空間のなかで規制されてきた女性の身体を浮き彫りにする。新章を書き下ろした増補改訂版。図版63点収載。
目次
1 語られる身体(女・医学・病;見つめられる女たち;美の表象とレトリック)
2 身体の規範化(表層の形成;飼いならされる身体―礼儀作法書のディスクール;“女らしさ”の文化史・再考)
著者等紹介
小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。東京大学大学院博士課程中退、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。現在、慶應義塾大学教授。日本フランス語フランス文学会会長。専門は近代フランスの文学と文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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