出版社内容情報
一九八九年函館。
数学教師の甘利田幸男は《給食道》におけるライバルと戦っていた。彼の名は粒来ケン。教室のストーブを駆使し、様々なアレンジを加える生徒だ。
甘利田と粒来は、忍川中を「給食完食」のモデル校とすべく乗り込んできた等々力町長に対峙する中で、新たな関係を築くことに。
そして遂に念願の「イカめし」給食に出会い!?
我食らう、ゆえに我あり!
空前絶後の給食スペクタクルコメディ。
内容説明
一九八九年函館。数学教師の甘利田幸男は“給食道”におけるライバルと戦っていた。彼の名は粒来ケン。教室のストーブを駆使し、様々なアレンジを加える生徒だ。甘利田と粒来は、忍川中を「給食完食」のモデル校とすべく乗り込んできた等々力町長に対峙する中で、新たな関係を築くことに。そしてついに念願の「イカメシ」給食に出会い―!?
著者等紹介
紙吹みつ葉[カミブキミツバ]
東京都生まれ。アミューズメントメディア総合学院小説・シナリオ学科卒業。2006年『つよきす~Mighty Heart~竜胆館のユーレイ』(ファミ通文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みにみに
14
シリーズ5作目。ドラマ化に映画化までされている作品。題材はここに来てもやっぱり給食。いかに給食を愉しみに過ごし、実食を充実したものにするか。それしか考えていないような数学教師の甘利田。給食前は体がすでに無意識に踊っており、美味しそうな工夫を施して給食を楽しむ生徒を見るとその衝撃に1人妄想の世界へ突入する。それでいて給食愛を隠せていると思っている強者。挙動がいちいちおかしくて笑わせられるのに、その教育への考え方や姿勢に感心させられる部分があるのがスゴい。大切なことが分かっているシンプルさを見習いたい。2024/05/25
mame
6
意外と切ない話だったのか…2024/08/10
コウみん
2
イカメシを求める学校ライフを楽しめる甘利田先生。 彼のライバルの神野ともいつの間にか同志になったり。 比留川先生とはお別れで新しい出会いが何か(?)始まるような…。 ちなみにこの作品で日本の給食にはまった外国人の人もいるらしい。2024/09/30
熟腸
0
★★★☆☆2024/08/17