出版社内容情報
新宿で在日朝鮮人会社社長が殺害された。被害者を内偵中だった公安外事二課は、密かに捜査を開始。だが、事件背後の不審な人脈を手繰っていた捜査一課の東警部補が、彼らの前に現れる――。CIAも血眼で行方を追う「アイアン」とは何か。激しく対立する刑事と公安の男たち。国境の島・対馬で彼らを待っていた恐るべき真実とは。〈解説〉宇田川拓也
内容説明
新宿で在日朝鮮人会社社長が殺害された。被害者を内偵中だった公安外事二課は、密かに捜査を開始。だが、事件背後の不審な人脈を手繰っていた捜査一課の東警部補が、彼らの前に現れる―。CIAも血眼で行方を追う「アイアン」とは何か。激しく対立する刑事と公安の男たち。国境の島・対馬で彼らを待つ恐るべき真実とは。
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
170
ジウサーガ4。警視庁捜査一課東警部補、警視庁公安部外事二課川尻巡査部長、対馬南署刑事生活安全課桑島巡査部長。この3人による捜査が交差し、対馬での大捕物に集結していく。北朝鮮の暗躍と、在日朝鮮人との繋がりを暴露するかのような展開。日本人の危機意識への警告になっている。2025/03/14
ゆぅちゃん
5
いやぁ…話の規模がでっかいわ。実際問題だから読んでて辛いね…そう思う事しか出来ないけど、、、。話としては公安に離島に外国にと、登場人物も場面も多くどう繋がるか先が気になった。あっけなく終わった印象があるけど…。2024/12/11
rinrinkimkim
2
面白くて一気読み!特に新幹線に乗るあたりから。公安・刑事・島のおまわりさん。と立場の全く違うそれぞれ(内刑事は東)国家絡みの事件を追うんですが、トム・クルーズかよ!ってくらい仕事のためなら手段を選びません。公安って本当にこんな恐ろしいことしているんですか?特に最後!残り少ない人生ですが決して関わりあいたくないです。対馬から天気がいいと半島は見えるそうで身近でありながら仲良く出来ない半島。それぞれが半島や祖国への思いを事件に併せて言葉にしています。2024/08/03
るな
2
ジウシリーズ4作目 やはり裏切らない面白さ。どんな関係があるのかなと思いつつもやはり回収はしっかりしてくれるのでそこか!!ってついつい声をだしていた。 まだまだ続きがあるので、読んでいきたいです。2024/05/12
@
1
2007年11月中央公論社刊 旧版2010年6月25日初版発行(文庫755円)で読了。 在日の人たちはこの本を読んでどのような感想を持つのだろうか。2024/10/27