出版社内容情報
〝猪母真羅〟持ちで美丈夫の麗門愛之助。女が群がるこの男、実は放念無慚流の達人にして、大身旗本の次男坊という恵まれた境遇。しかし宮仕えを嫌い、気ままな用心棒暮らしを送っていた。ところが、江戸中を恐怖に陥れていた残虐な盗賊団〝煬帝〟を、「ある事情」から斬ることになった愛之助だが――!?
時代小説界のネオ・ヒーロー、ここに誕生
内容説明
“猪母真羅”持ちで美丈夫の麗門愛之助。女が群がるこの男、実は放念無慚流の達人にして、大身旗本の次男坊という恵まれた境遇。しかし宮仕えを嫌い、気ままな用心棒暮らしを送っていた。ところが、江戸中を恐怖に陥れていた残虐な盗賊団“煬帝”を、「ある事情」から斬ることになった愛之助だが―!?時代小説界のネオ・ヒーロー、ここに誕生!
著者等紹介
富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道生まれ。98年に第四回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
52
軽めの始末屋といった感じの作品。気楽に読めていいかも2025/02/11
むつこ
25
旗本の次男坊の主人公は女中の山尾から14才の時10万人に一人の猪母摩羅(巨根)を持っていると褒められ自信を持つように言われる、とすると急に女性にもてるわ、学問・が剣が上達し始めた。作者の作品でこれほどエロい小説、私は初めて読んだ。エロがなけば金子成人の付き添い屋シリーズに似た雰囲気(ファンの方ごめんなさい)で爽やか、人が死ぬシーンはサイコパスで残虐だけど、作者らしくてイイ。どのキャラクターも個性的でしっかりしていてグイグイ読める。2025/09/11
蕭白
8
面白かったです。次が楽しみです。2024/04/19
wakazukuri
4
旗本の次男坊・麗門愛之助の女を引き付け、剣の凄腕の話諸々だが、その巨根の話には少々辟易の感あり。女の方が放っておかず、あまりにも辛辣な。しかし、正義の味方感あるふるまいはまあまあだ。人間関係には面白みもある。総じて軽く読めて、次に続く。2024/12/10
こたろう
4
富樫さんはこんな話も書けるんだ。幅広な才能だね。2024/04/01