出版社内容情報
ありがっとう。
受け継がれてくってのは、嬉しいもんだな。
〈葵レストラン〉のシェフ・登磨には、忘れられない味がある。それは、彼の原点とも言える祖母の料理。思い出させてくれたのは、不器用だけど、お客様が今求める味を作り出すことのできる美玖。登磨に学びを与えてくれる彼女と、難儀なお客に向き合う登磨だったが、店が思わぬ事態に巻き込まれ……。
料理バカのシェフ・登磨と、おっちょこちょい店員・美玖による、心がぽかぽかする感動お料理小説!
『山のふもとのブレイクタイム』改題
内容説明
“葵レストラン”のシェフ・登磨には、忘れられない味がある。それは、彼の原点とも言える祖母の料理。思い出させてくれたのは、不器用だけど、お客様が今求める味を作り出すことのできる美玖。自分に学びを与えてくれる彼女と、難儀なお客に向き合う登磨だったが、店が思わぬ事態に巻き込まれ…。『山のふもとのブレイクタイム』改題。
著者等紹介
〓森美由紀[タカモリミユキ]
1980年生まれ。青森県出身・在住。2014年『ジャパン・ディグニティ』で産業編集センター出版部主催の第一回暮らしの小説大賞を受賞。同作は「バカ塗りの娘」として、2023年に映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ツン
66
二人は運命の再会だったんですね。今回も良かったです。2024/06/23
coco夏ko10角
18
青森県、山の登山口にあるレストラン。1巻では店員の美玖が、2巻ではシェフの登磨が主役。1巻だと美玖は相当オッチョコチョイな印象だったけど、登磨は美玖のいいところをちゃんと見つけてその部分を大事にしていてよき。料理が美味しそうだし温かいラストでよかった。2024/05/22
荒川叶
16
今回も様々な迷いの中、周囲の人の助けをかりながら乗り越える日々が描かれている。 一緒に乗り越えてくれる人がいるのは本当に幸せな事2024/04/19
おれんじぺこ♪(16年生)
13
今回は登麿目線が主だったせいか読みやすかった(やっぱり突拍子もないこと言う美玖は苦手)自分の機嫌は自分でとるためにも好きな事があるのがいいな。西野の出現にむむ?!ってなったけれど、うまくまとまってくれてよかった。馬場くんはいいやつだなぁ。完結編の印象だからこれで終わりかな、ごちそうさま。前作も単行本をタイトル改題しての文庫化だったのですが、こちらも「山のふもとのブレイクタイム」を改題、文庫化したものだそうな、ご注意ください(笑)2025/05/31
Nao Funasoko
12
ちょっと前に読み終えていたが投稿し忘れていた。 なんとなく読みにくく引っかかるところがあるのは前回同様。 それでも読み進めていくと時折スパッ!とエッジの効いたフレーズがでてきたりして。 それがふんわり穏やかな二人の中心人物のキャラとは対照的で結果的には続きが読みたくなる読後感。 同ジャンルの作品はいくつか読んでいるが従来作品では感じなかった何かがあるようで気になるシリーズ。2024/04/27