出版社内容情報
ありがっとう。
受け継がれてくってのは、嬉しいもんだな。
〈葵レストラン〉のシェフ・登磨には、忘れられない味がある。それは、彼の原点とも言える祖母の料理。思い出させてくれたのは、不器用だけど、お客様が今求める味を作り出すことのできる美玖。登磨に学びを与えてくれる彼女と、難儀なお客に向き合う登磨だったが、店が思わぬ事態に巻き込まれ……。
料理バカのシェフ・登磨と、おっちょこちょい店員・美玖による、心がぽかぽかする感動お料理小説!
『山のふもとのブレイクタイム』改題
内容説明
“葵レストラン”のシェフ・登磨には、忘れられない味がある。それは、彼の原点とも言える祖母の料理。思い出させてくれたのは、不器用だけど、お客様が今求める味を作り出すことのできる美玖。自分に学びを与えてくれる彼女と、難儀なお客に向き合う登磨だったが、店が思わぬ事態に巻き込まれ…。『山のふもとのブレイクタイム』改題。
著者等紹介
〓森美由紀[タカモリミユキ]
1980年生まれ。青森県出身・在住。2014年『ジャパン・ディグニティ』で産業編集センター出版部主催の第一回暮らしの小説大賞を受賞。同作は「バカ塗りの娘」として、2023年に映画化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒川叶
15
今回も様々な迷いの中、周囲の人の助けをかりながら乗り越える日々が描かれている。 一緒に乗り越えてくれる人がいるのは本当に幸せな事2024/04/19
みにみに
10
シリーズ2作目。今作はオーナーシェフ登磨の目線にて。美玖、いろんな意味でパワーアップ。こぐま?何?林檎を潰す…?それより何よりこんがりチーズの焼おにぎりだよ。前作の塩むすびを上回って最大級の反則。お話としては個人的に新たに出てきた人たちがあんまり好きになれず。人によっていろいろ事情はあるんだろうけど、共感できないしなんだかなぁと思ってしまった。美玖も登磨も心が広すぎて、いいお話だと思う反面、ちょっと納得いかない部分も。現実的にはほとんどの人が瑛太君の反応に近いんじゃないかなぁ。2024/03/19
Nao Funasoko
6
ちょっと前に読み終えていたが投稿し忘れていた。 なんとなく読みにくく引っかかるところがあるのは前回同様。 それでも読み進めていくと時折スパッ!とエッジの効いたフレーズがでてきたりして。 それがふんわり穏やかな二人の中心人物のキャラとは対照的で結果的には続きが読みたくなる読後感。 同ジャンルの作品はいくつか読んでいるが従来作品では感じなかった何かがあるようで気になるシリーズ。2024/04/27