出版社内容情報
〈この恨みは、死んでも必ず残る。きっと、化けて出てやる。〉と書き遺して自殺した新入社員。
その後を追うように身を投げた上司。関連のなさそうな連続死の謎を二人の女子社員が追う――(表題作)
平穏で幸福な未来を願う人々に、ある日突然、殺意が牙をむく。
先の読めない展開とまさかの結末に背筋が凍る傑作短編小説6篇。
事件の真相が明らかになるとき、凍りついた心は涙で溶かされる。
〈解説〉山前 讓
内容説明
“この恨みは、死んでも必ず残る。きっと、化けて出てやる。”と書き遺して自殺した新入社員。その後を追うように身を投げた上司。関連の見えない連続死の謎を二人の女子社員が追う―幸福な未来を願う人々に、ある日突然、殺意が牙をむく。事件の真相が明らかになるとき、凍りついた心は涙で溶かされるのか。傑作六篇を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年に「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。80年に『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。2016年に『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たち
22
昭和の雰囲気が色濃く漂う短編集です。中でも、こんなトリックを見たことなかった『本物の朝』と、ラストがほっこりできた『誉の日』が印象に残りました。2024/05/10
キリン
9
登城人物の名前がド昭和で、ホッコリする。2024/10/21
リリパス
6
シリーズものではない、6つのお話しを収録した短編集です。もの悲しい切ないお話が多かった気がしました・・・。2024/05/26
ますみ
5
★3.5★ 短編2024/08/20
BamgB
4
6作の短編集。昭和感満載。夫が殺された事で安堵する妻、ビルから落ちた課長、別れるつもりだった女を殺してしまった男、娘の恋人に命を救われた父、したたかな家政婦。どの話も最後を楽しめた。安定の実力。2025/02/02
-
- 和書
- しりとり 安野光雅の絵本