出版社内容情報
男手ひとつで育てあげた愛娘の綾乃が手許から去ってしまった。溜息を吐く長尾勘兵衛のもとに、失踪した妻・静の消息を知るという女が現れる。勘兵衛はその女を追うが、一足違いで殺されてしまい……。寒さと寂しさが骨身に染みる雪の日は、ひとりぼっちのうぽっぽになにを連れてくるのか――。傑作捕物帳「十手綴り」シリーズ、悲喜交々の最終巻。
内容説明
男手ひとつで育てあげた愛娘の綾乃が手許から去ってしまった。溜息を吐く長尾勘兵衛のもとに、失踪した妻・静の消息を知るという女が現れる。勘兵衛はその女を追うが、一足違いで殺されてしまい…。寒さと寂しさが骨身に染みる雪の日は、ひとりぼっちのうぽっぽになにを連れてくるのか―。傑作捕物帳「十手綴り」シリーズ、悲喜交々の最終巻
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。「鬼役」「鬼役伝」「はぐれ又兵衛例繰控」シリーズで第十一回日本歴史時代作家協会賞「シリーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
この「かじけ鳥」で十手綴りシリーズは終了になっているようです。この後は「十手裁き」「終活指南」で続いていきます。この巻では、3作の短篇が収められています。主人公の娘が事件のたびによく組んでいる若い同心に嫁いでいきます。一人ぽっちになってしまった主人公は毎日を寂しく過ごしていますが、最後には娘を置き去りにした妻が戻ってきます。2025/01/29
み
21
シリーズ最終巻でした、何だかなぁな締めでした。始まりもビックリでした、ご無事で良かった。第2シリーズがあるようなので、読み進めます。2024/11/02
ぶんぶん
21
【図書館】同心・長尾勘兵衛の物語、最終巻。 続きが有る様なのですが、先ずはシリーズの終わり。 強きを挫き、弱きを助ける、うぽっぼ同心、最後になって、失踪した妻の話題が多いなって思ったら、最後の最後に現れた。 こんな、ラストがあるのだろうか。 実は徳間文庫で既刊だった、読んでから時代が経ってしまったので、忘れていた。 改めて、読んでみたが、それなりに面白い。 次は「終活指南」シリーズか・・・2024/06/28
かずくん
1
静さんが戻ってきたのは夢か?2024/07/06
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