出版社内容情報
『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇。登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた人間の魅力をあますところなく描き切った本格評伝。
内容説明
『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九‐一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた人間の栄光と悲惨をあますところなく描き切った本格評伝。
目次
第1篇 青春と初舞台(少年期の悲劇;運命への早まった問いかけ;オラース・ド・サン・トーバン小説工場;ベルニー夫人;商業的幕間狂言;バルザックとナポレオン)
第2篇 仕事部屋のバルザック(三十男;書斎のうちとそと;カストリー侯爵夫人;バルザック自己の秘密を発見す)
第3篇 小説を地で行く(未知の女)
著者等紹介
ツヴァイク,シュテファン[ツヴァイク,シュテファン] [Zweig,Stefan]
作家。1881年、オーストリア生まれ。ウィーン大学で哲学を学び、第一次世界大戦中は、ロマン・ロランとともに反戦平和の活動に従事する。大戦後は、ザルツブルクに住み、数々の作品を発表。ヒトラーの政権掌握後、ロンドンに亡命。その後アメリカ、さらにブラジルへ移住するが、1942年、自ら命を絶つ
水野亮[ミズノアキラ]
1902年、長野県生まれ。フランス文学者。東京帝国大学仏文科卒業。東大図書館に勤務しつつ、バルザックを主として数多くの翻訳を行う。明治大学、中央大学でフランス語講師を務めた。79年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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