出版社内容情報
毎日炊いてる白いごはん、欧州由来のマッシュポテト、異国に適応したカリフォルニアロール。アメリカ西海岸の空のもと、根なし草的に集まった五人家族の食卓は、それぞれのルーツを反映してにぎやかだ。文化の壁も反抗期も、食欲の前には待ったなし! つくり、食べ、食べさせる濃密な日々を、四十代の詩人・母が綴る。〈解説〉ブレイディみかこ
内容説明
米のめし、欧州由来のマッシュポテト、進化型カリフォルニアロール―四十代で渡米したばかりの詩人「あたし」と三人の娘、英国人の夫が集う五人家族の食卓は、それぞれのルーツを反映して賑やかだ。文化の壁も反抗期も、食欲の前には待ったなし!アメリカ西海岸の空の下、つくり、食べ、食べさせる母の濃密な記録。二三年ぶりの文庫版あとがきを収録。
目次
はじめてのスシバー
十年一日のごはん
一期一会
ディナーにいらっしゃい
がむしゃらなマッシュポテト
居ながらレストラン
新生児の白目
おぱんといふもの
仮住まいの侘び住まい
ほんの三キロ、欲をいえば五キロ
ジャガイモ以前
浪漫的
有女友達、自遠方来
赤パンプキン黄パンプキン砂糖にパイ
飢餓の祭り
ハナハトマメマス
南瓜と瓜と瓢箪と
年末年始
摘み草の思ひ出
早めし食い〔ほか〕
著者等紹介
伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに八〇年代の女性詩人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。「女の生」に寄り添い、独自の文学に昇華する創作姿勢が共感を呼び、人生相談の回答者としても長年の支持を得る。米国・カリフォルニアと熊本を往復しながら活動を続け、介護や老い、死を見つめた『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)などを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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