中公文庫<br> 作家の仕事部屋

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中公文庫
作家の仕事部屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122073975
  • NDC分類 950.2
  • Cコード C1198

出版社内容情報

「あなたは仕事の方法をおもちですか? あるとすればどんな方法ですか?」

好みの筆記具。能率的な部屋の間取り。作業のはかどる時間帯。気分を高める儀式。……
忙しい日常の中で、自分が本当に書きたいものを書き、完成させるには、そうした手段や環境を整えることも大事。でも、どうすれば?
バルト、サガン、レヴィ=ストロース、ル・クレジオなど、ノーベル文学賞受賞者含む小説家・評論家・エッセイストといった二十五人の巨匠達がインタビューで具体的に明かす、自分だけの執筆スタイルを見つけるためのヒントと試行錯誤の履歴。
彼らの探索は、コンピュータ/AIが発達した時代にも変わらず存在し続ける、創作者の行き詰まりや無力感(ライターズ・ブロック)を乗り超えるための、普遍的な証言集としても読むことができる。
〈解説〉読書猿

【目次】
ロラン・バルト
アルフォンス・ブダール
エルヴェ・バザン
ミシェル・ビュトール
ジョゼ・カバニス
ギー・デ・カール
エレーヌ・シクスー
アンドレ・ドーテル
マックス・ガロ
ジュリアン・グラック
マルセル・ジュアンドー
ジャック・ローラン
J・M・G・ル・クレジオ
ミシェル・レリス
クロード・レヴィ=ストロース
フランソワーズ・マレ=ジョリス
J・P・マンシェット
A・P・ド・マンディアルグ
パトリック・モディアノ
ロベール・パンジェ
クリスチアーヌ・ロシュフォール
フランソワーズ・サガン
ナタリー・サロート
フィリップ・ソレルス
ミシェル・トゥルニエ

内容説明

好みの筆記具。能率的な部屋の間取り。作業のはかどる時間帯…忙しい日常の中で、本当に書きたいものを書くためには、そうした手段や環境を整えることも大事。でも、どうすれば?バルト、サガン、レヴィ=ストロースなど、二十五人の巨匠達がインタビューで具体的に明かす、自分だけの執筆スタイルを見つけるためのヒント。

目次

ロラン・バルト―筆記用具との、ほとんどマニヤックな関係
アルフォンス・ブダール―監獄や病院は不思議な現像液の役割を果す
エルヴェ・バザン―なにひとつ偶然にはまかせない
ミシェル・ビュトール―人格の二重化の企て
ジョゼ・カバニス―私は時間に賭ける、それは卓越した小説家だから
ギ・デ・カール―小説はラファイエット百貨店のようなものです
エレーヌ・シクスー―書いていない時の私は死んだも同然です
アンドレ・ドーテル―私は彷徨する…夢と街と言葉のなかを…
マックス・ガロ―書く楽しみのなかでもっとも本質的なもの、それは驚きです
ジュリアン・グラック―仕事は一日に二時間
マルセル・ジュアンドー―私は生きた録音機です
ジャック・ローラン―手で書く書物もあれば口述する作品もある
J・M・G・ル・クレジオ―私は夢を見ないために、苦しまないために書く
ミシェル・レリス―書物の一部は犬の散歩のあいだに出来あがる
クロード・レヴィ=ストロース―私のなかには画家と細工師がおり、たがいに仕事を引き継ぐ
フランソワーズ・マレ=ジョリス―人から聞いた話を利用する
J・P・マンシェット―あまり長いあいだ人を殺さずにいてはいけない
A・P・ド・マンディアルグ―筆が進むのはパリとヴェネツィアだけ
パトリック・モディアノ―嘘をつく術を習得すること
ロベール・パンジェ―もっとも難しいのは冒頭の一句です
クリスチアーヌ・ロシェフォール―部屋のなかのハプニング
フランソワーズ・サガン―書くこと、それは自分を忘れようとすることです
ナタリー・サロート―スナックの片隅のテーブル
フィリップ・ソレルス―回教僧の踊り
ミシェル・トゥルニエ―私は泥坊かささぎに似ている

著者等紹介

ド・ランビュール,ジャン=ルイ[ドランビュール,ジャンルイ] [de Rambures,Jean‐Louis]
評論家、ジャーナリスト。1930年、パリにて、フランス人子爵の父親とブラジル人の母親との間に生まれる。フランス語のほか、早くからポルトガル語・ドイツ語に触れる。68年からフリーランスの執筆者となり、「ル・モンド」紙で行なった二十五人の作家へのインタビューをまとめた『作家の仕事部屋』を78年に刊行、話題となる。その他、ドイツ語圏作家へのインタビュー、翻訳でも活躍。2006年死去

岩崎力[イワサキツトム]
1931年山形県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学修士課程(比較文学)修了。東京外国語大学名誉教授。71‐72年パリ第七大学講師。86‐88年パリ国際大学都市日本館館長。2015年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

129
作家の書斎の造り、用いる文房具や原稿用紙、執筆の時間などについて調べた本は日本にもある。そこで感じたのと同じくフランスの文学者や哲学者も、それぞれが最も書くのがはかどるやり方を身につけている。まさに十人十色であり、長く孤独な文章を書く作業を可能な限り快適に行える環境を整えようとしたのだ。今から見れば特に大げさに取り上げるべき話でもないが、フランス文学が世界の模範であった1970年代だからこそ、かの国の創作秘話が求められたのだろう。間違いなく言えるのは、書くことに憑かれた人間の業があらわれていることなのだ。2024/05/26

ねこ

114
海外の一流の作家25人の作品(小説など書籍)の作り方や方法を具体的にどこで、いつ、どのようにして?と著者がインタビュー形式で行ったものをフランスの新聞ル•モンドに掲載されたものの日本語版。作家さんの作品の作り方や心情は千差万別。想像力が1番大事な能力と言われる方が居る一方、私は想像力に欠いている、あちこちから自分の気に入ったものを集め自分の巣に溜め込み作品にすると仰る方もいる。…きっと読書も千差万別。私は読んで手書きで書いて、最後にこうしてSNSに上げる。みんなそれぞれスタイルがあっていいんだよって感じた2023/09/05

緋莢

17
図書館本。<結局いつも私はインクを詰めたなつかしい万年筆に戻ってしまいます。本質的なのは、万年筆を使えば、私の絶対に固執するあの柔い書体が得られるということです>(ロラン・バルト)、<書くこと、それは自分を忘れようとすることなんです。>(フランソワーズ・サガン) 「あなたは仕事の方法をおもちですか。あるとすればどんな方法ですか」という共通の設問から始まる作家へのインタビューをまとめた本(続く2024/05/11

紫羊

16
1979年刊行、2023年文庫版で復刊という息の長い本。1970年代に活躍していたフランスの作家たちが、自らの執筆スタイルや仕事論を語るインタビュー集なのだが、その錚々たるラインナップに驚かされる。ロラン・バルト、ル・クレジオ、レヴィ=ストロース、フランソワーズ・サガンなど25人、皆揃って少々鼻持ちならない。当時のヨーロッパはまだまだ階級社会で、「百年の孤独」文庫化が社会現象になり品切れになるほど売れる日本とは、随分状況が違っていたのだろう。2024/10/20

オフィス助け舟

14
作家や哲学者、思想家25人に対して、共通の質問「あなたは仕事の方法をおもちですか? あるとすればどんな方法ですか?」を投げかけることで始まるインタビュー集。皆さん、のっけから返事がカッコいい。「もちろんです」と回答する人もいれば「仕事の方法など持ちようがありません」という人も。「仕事のやり方はいくつかあると言いたい」と提案する人も。いちばんカッコいいのはエレーヌ・シクスー「方法——それは私にとって何の意味もない言葉です。そんなものはありえないのです。なぜなら私の仕事は愛の関係に似たなにかなのですから。」2023/10/31

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