中公文庫<br> 対談 日本の文学―素顔の文豪たち

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中公文庫
対談 日本の文学―素顔の文豪たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122073593
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1195

出版社内容情報

傍観者のような、冷淡な人のように見られるんですが、実生活から見ると、几帳面で、まじめで、あったかい人でした(小堀杏奴)。鴎外・露伴の娘、芥川の息子、谷崎・太宰の妻、漱石の息子と弟子……文豪の家族や弟子が間近に見たその生身の姿を語る。
全集『日本の文学』の月報対談を再編集。
〈巻末付録〉全集『日本の文学』資料

(目次より)
幸田露伴の思い出(幸田文/瀬沼茂樹)
父・森林太郎(森茉莉/三島由紀夫)
文豪鴎外の肖像(小堀杏奴/大岡昇平)
田山花袋とその周辺(田山瑞穂/平野謙)
徳田秋声の人と作品(川端康成/徳田一穂)
文学と実生活(広津和郎/江藤淳)
夏目漱石を語る(夏目伸六/中野好夫)
漱石山房のこと(安倍能成/津田青楓)
漱石先生よもやま話(内田百閒/高橋義孝)
「細雪」のころ(谷崎松子/サイデンステッカー)
有島武郎と長与善郎(里見弴/本多秋五)
里見弴をめぐって(里見弴/伊藤整)
芥川龍之介を語る(芥川比呂志/大岡昇平)
室生犀星の思い出(室生朝子/萩原葉子)
堀辰雄について(堀多恵子/遠藤周作)
女流文学と作家生活(野上弥生子/網野菊)
宮本百合子を語る(湯浅芳子/本多秋五)
太宰治のこと(津島美知子/キーン)

明治文学を語る(稲垣達郎/瀬沼茂樹)
大正時代と文学(小島信夫/江藤淳)
文学と演劇(山本有三/阿部知二)
伝統と変質(永井龍男/阿部知二)
昭和初期の文壇状勢(井上友一郎/田宮虎彦/河盛好蔵)
反戦文学の屈折(小田切秀雄/立野信之)
戦後文学を語る(大岡昇平/秋山駿)

内容説明

傍観者のような、冷淡な人のように見られるんですが、実生活から見ると、几張面で、まじめで、あったかい人でした(小堀杏奴)。〓外・露伴の娘、芥川の息子、谷崎・太宰の妻、漱石の息子と弟子…文豪の家族や弟子が間近に見たその生身の姿を語る。全集『日本の文学』の月報対談を再編集。

目次

幸田露伴の思い出(幸田文・瀬沼茂樹)
父・森林太郎(森茉莉;三島由紀夫)
文豪〓外の肖像(小堀杏奴・大岡昇平)
田山花袋とその周辺(田山瑞穂;平野謙)
徳田秋声の人と作品(徳田一穂;川端康成)
夏目漱石を語る(夏目伸六;中野好夫)
漱石山房のこと(安倍能成;津田青楓)
漱石先生よもやま話(内田百〓;高橋義孝)
「細雪」のころ(谷崎松子;サイデンステッカー)
有島武郎と長与善郎(里見〓;本多秋五)
里見〓をめぐって(里見〓 伊藤整)
芥川龍之介を語る(芥川比呂志 大岡昇平)
室生犀星の思い出(室生朝子 萩原葉子)
堀辰雄について(堀多恵子 遠藤周作)
女流文学と作家生活(野上彌生子 網野菊)
宮本百合子を語る(湯浅芳子 本多秋五)
太宰治のこと(津島美知子 ドナルド・キーン)
明治文学を語る(稲垣達郎 瀬沼茂樹)
大正時代と文学(小島信夫 江藤淳)
文学と演劇(山本有三 阿部知二)
伝統と変質(永井龍男 阿部知二)
反戦文学の屈折(小田切秀雄 立野信之)
戦後文学を語る(大岡昇平 秋山駿)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーイチ

25
リアル本屋で中公文庫の棚を見渡すと、「教科書に載った小説」集とこの対談集が目立つ。どちらも日本の小説史を外観出来る企画で老舗の出版社らしい、会社の歴史を生かしたラインナップで好印象。中公から出た「日本の文学」・八十巻のオマケに付いていた小冊子選集とのこと。八十って数に圧倒され、まぁ図書館用としてもこう言う出版物が各社から刊行されていた嘗ての読書環境を思う。大した知識も無いのだが、生まれた頃の小説事情も伺える。続く2023/11/16

hitotak

7
昭和38年から刊行が始まった日本文学全集の別冊月報に収録されている、作家の親しい人物らによって語られた対談がまとめられている。明治期の文学者たちの直弟子や実子も未だ健在であり、文学史に残る作家たちの日常の姿や交流の様子が生き生きと語られていて、非常に身近に感じられる。巻末の全集全巻構成を見ると、自然主義やプロレタリア文学、当時流行作家だった石坂洋次郎など今では殆ど読まれていない作家も含まれていて時代を感じる。宮澤賢治が入っていないのも驚き。登用された作家の面々に当時の文壇評価なり諸事情も感じられた。2023/10/22

フリウリ

7
夏目漱石の弟子のなかで自分が漱石よりも偉いと自信をもっていたのは野上彌生子だけだとか(安倍能成談、p100)、漱石の滑稽さを受け継いだ弟子は内田百閒だけだ(あと井伏鱒二、p258)とか、興味深いエピソードも読めますが、対談内容は玉石混交です。巻末に掲載された(底本の)「日本の文学」での対談一覧を見て、セレクトの基準に疑いをもちましたが、本シリーズが3巻本と知って安心しました。荷風が亡くなった時に傍らにあった本は「渋江抽斎」という話を改めて読み(p46)、鴎外と荷風の関係性を少し掘ってみたいと思いました。62023/07/11

ペミカン

3
有島武郎のことを知りたくて・・拾い読み。芥川などちょくちょく出てきて立体的な人物像がうかび、面白かった。漱石はホントに狂人的天才だったんだなぁ 家族も緊張する毎日だったろう・・。かつての文学全集付録 芳醇。。。2024/07/10

A.OKADA

1
明治・大正期の文豪の家族や弟子が、彼らの日常の姿を語る。ゆるりと楽しめる良い対談集。2025/01/02

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