中公文庫<br> 綴る女―評伝・宮尾登美子

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中公文庫
綴る女―評伝・宮尾登美子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122073272
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1195

出版社内容情報

「これって本当のことですかね。作家は日記でよく嘘をつきますから」。後に「呪い」と称した家業・女衒(芸妓娼妓紹介業)を営む父との軋轢、血の繋がらない母との絆、満州からの壮絶な引き上げと、借金に苦しんだ下積み時代――。『櫂』『陽暉楼』『鬼龍院花子の生涯』など、ドラマ・映画の原作としても愛された自伝的小説を世に送り続け、昭和・平成のエンタメ界を席巻したヒットメイカー・宮尾登美子。彼女の綴った物語はどこまでが真実で、どこからが創作だったのか。誰もが知る国民的作家の謎めいた生涯に林真理子が挑んだ、衝撃のドキュメンタリー。〈解説〉綿矢りさ

【目次】
前書き
第一章 誕生会
第二章 ある噂
第三章 富田屋の跡
第四章 南国
第五章 同級生
第六章 学歴
第七章 『櫂』の世界
第八章 農家の嫁
第九章 二人の母
第十章 兄と妹
第十一章 満洲の少年
第十二章 『朱夏』の村
第十三章 テレビ出演
第十四章 借金二人三脚
第十五章 事 業
第十六章 家 出  
第十七章 再婚
第十八章 太宰治賞受賞
第十九章 直木賞
第二十章 映画化
第二十一章 女流作家たち
第二十二章 きのね
第二十三章 最後の小説
第二十四章 帰郷
最終章 続・仁淀川
解説 「綴る女」を綴る女 綿矢りさ

内容説明

『櫂』『陽暉楼』に『天璋院篤姫』。逆境を生き抜く女性を描き、一世を風靡した国民的作家・宮尾登美子。実父との軋轢、二人の母への想い、壮絶な満洲の記憶に、借金に苦しんだ下積み時代。作品世界に惚れ込み、先輩作家としても慕い続けた著者が、その波瀾万丈な一生を新たな視点で辿る。

目次

誕生会
ある噂
富田屋の跡
南国
同級生
学歴
『櫂』の世界
農家の嫁
二人の母
兄と妹
満洲の少年
『朱夏』の村
テレビ出演
借金二人三脚
事業
家出
再婚
太宰治賞受賞
直木賞
映画化
女流作家たち
きのね
最後の小説
帰郷
続・仁淀川

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーになる。85年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞。18年に紫綬褒章を受章、20年に菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kana

18
大好きな林真理子さん。宮尾登美子さんの作品を読んだことがなかったが、林真理子さんの書かれた評伝で宮尾登美子さんの作品をとても読んでみたくなった。『櫂』から読みたい。2023/02/26

スリカータ

15
花房観音さんが執筆した山村美紗伝と比べながら読んだ。双方、女流作家の自意識の強さは並ならない。それが創作意欲の源なのだろう。林さんご自身が宮尾登美子氏と交流があったため、辛辣な表現を控えて、飽くまでリスペクト中心にソフト路線で描かれたように感じた。私は宮尾登美子さんといえば、映画「鬼龍院花子の生涯」の原作者程度の認知度で、本書読了後に早速、評伝で大きく取り上げられた「櫂」の映画版を視聴し、宮尾登美子の世界の一端を味わった。2023/05/30

マダムぷるる

8
昭和から活躍した作家、宮尾登美子の作品はまだ読んだことがない。だが、10年以上前のことだが、徹子の部屋に宮尾登美子が登場し作家生活について語っていた記憶がある。朝起きて、数時間執筆をしてあとは、主婦として家事をこなす。作品が気になって執筆に戻ることはないの?と黒柳さんが聞くと、長年の習慣ですから、主婦も作家も、とサラリと語っていた。それ以来気になっている作家なのに映画のイメージが強すぎて作品を手に取れなかった。今回、林真理子センセイによって紹介された宮尾登美子は、とても人間臭くて強さを持った女だった。→2023/03/09

たけはる

7
宮尾登美子の評伝ということで気になり。宮尾登美子は『序の舞』くらいしか読んだことがないのですが、あの端正で芯の通った文章にやられていました。私は作品だけでなくその作者のことも気になるタイプなので、宮尾登美子とはこういう一面のある人だったのかと興味深く読みました。まあ、勝手に作品のモデルにされた人やそのご家族などは複雑だろうなあと同情しましたが……(上村松園のくだりなど)。2023/03/15

たつや

6
確か林真理子の別の本きっかけで、宮尾登美子を読んだが、この本では、宮尾登美子を褒めちぎるでもなく、酷評もしていて、林真理子の書き手としての良さが前に出ていて良いです。読みやすくもある。綿矢りさの解説も良い。2025/04/07

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