中公文庫<br> どくとるマンボウ航海記 (増補新版)

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中公文庫
どくとるマンボウ航海記 (増補新版)

  • 北 杜夫【著】
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  • 中央公論新社(2023/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122073203
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

いまだ海外渡航が稀少だった昭和三〇年代。水産庁の調査船に船医として乗り込んだマンボウ先生は、アジアから欧州をめぐる船旅を無類のユーモアと自由闊達な筆で綴り、戦後日本人の心をつかんだ。作家・北杜夫の出世作であり代表作でもある紀行エッセイの金字塔に、写真、エッセイ「傲慢と韜晦」などを収録。

内容説明

海外渡航が稀少だった昭和三〇年代、水産庁の調査船に船医として乗り込んだ若きマンボウ先生。アジアから欧州をめぐる約半年の船旅を、のびやかな詩情と軽妙な文体で綴り、一躍人気作家となった。戦後ユーモアエッセイの地平をひらいた記念碑的作品に、航海中の写真、エッセイ「傲慢と韜晦」などを増補した決定版。

目次

私はなぜ船に乗ったか
これが海だ
飛ぶ魚、潜る人
シンガポールさまざま
マラッカ海峡からインド洋へ
タカリ、愛国者たむろすスエズ
ドクトル、閑中忙あり
アフリカ沖にマグロを追う
ポルトガルの古い港で
ドイツでは神妙に、そしてまた
小雪ふるエラスムスの街
霧ふかいアントワープ
パリの床屋教授どの
わが予言、崩壊す
ゴマンとある名画のことなど
盲腸とアレキサンドリア
海には数々の魔物が棲む
本の話から船乗りのこと
コロンボのカレー料理
帰ってきた燕とマンボウ

著者等紹介

北杜夫[キタモリオ]
1927(昭和2)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。52年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。60年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。2011(平成23)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

95
北杜夫の最初の本で私は高校時代(今から60年以上前)に読んでその後この作者に虜となったことを思い出します。この本は最近増補新版ということで出されて写真やエッセイが付録で収められています。いま読んでも作者が調査船に乗り込んで各国に行ったことなどがかなりハイテンションで書かれていることがよくわかります。私もこれを読んでかなり海外へ行きたいという渇望がわいたのを思い出しました。また少し北杜夫の作品を読み直そうかという気になりました。2023/03/10

カピバラKS

61
●昭和30年代前半に水産庁漁業調査船で世界一周した船医(実は精神科医)による体験談的爆笑エッセイ。●時代を超えて笑わせることは、時代を超えて泣かせることよりも、はるかに難しいように思う。しかし、著者の大法螺吹きは、昔も今も面白い。●エビデンスにうるさい令和では、途方もない法螺が流行らず、毒を含んだ悪口や自虐ネタが流行る。しかし、嫌なことがあって沈んだ気持ちを、明るい気分に変えたい時には、どくとるマンボウによる大法螺吹きこそ、心を晴らしてくれるのだ。2024/12/18

hiro

51
この本を中校生の時に読んだおかげでミステリ以外の小説・エッセイを読むようになったが、増補新版が出たことを読メで知っての再々読。それが偶然にも読メの読んだ本登録2200冊目だった。このどくとるマンボウシリーズは、青春記なども含めすべて好きだが、やはりこの航海記が一番だ。今回読み返すと覚えているところが多いのに驚きながら、北さんのユーモアのある文章も懐かしく読むことができ、楽しい読書だった。今回は電子書籍を購入したのでいつかまた再読しよう。北さんは天国で阪神の38年振りの日本一を喜んでいることだろう。 2023/11/20

阿部義彦

24
中公文庫50周年を記念して、北杜夫さんの出世作『どくとるマンボウ航海記』が、写真とエッセイを追加して増補新版として2月に刊行されました。これを機会に新たに読み直しました。写真にはパリでの若き日の辻邦生夫妻が写ってます。脱線に脱線が本筋を上回るおかしさなのが斬新です。『なんで、タイガースは田宮を手離したんだ?』が頻出します。この頃は狐狸庵とマンボウの対談などを貪る様に読み耽ってました。格調高く下世話ではあるが、下品ではない、絶妙なバランスのユーモアエッセイとして記念碑的作品。2023/06/03

ろべると

15
父親の本棚の本を読んだのは私が中学生になった半世紀も前のこと。著者は水産庁の調査船に船医として乗り込み、半年かけて欧州を往復したのだが、何日もの航海の末にようやく陸地が現れるさまは、陸路による「深夜特急」の旅とはまた異なる、丸く大きな地球を実感する旅の原点を見る思いである。そして夜の港町には酒と女が欠かせない。「くだらぬこと、書いたほうがいくらかマシなことだけを書いた」、まさにその通り。実にナンセンスでユニークな文章は、茂吉の息子で純文学作家で精神科医で躁鬱病患者である北杜夫の魅力の一面を示すにすぎない。2023/05/02

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