出版社内容情報
十四年前の誘拐殺人事件の犯行映像がネット配信されている――。噂を聞き、取材を始めた若手記者・鶴田。暴力団事務所が配信元と確信し探りを入れるが、逆に監禁されてしまう。だが突如、男が乱入し危うく難を逃れた。男の正体を知った鶴田は驚愕する……。過去と現在、事件の全貌が明らかになってゆく中、迎えた衝撃の結末とは!? 〈解説〉瀬木広哉
内容説明
十四年前の誘拐殺人事件の犯行映像がネット配信されている―。噂を聞き、取材を始めた若手記者・鶴田。暴力団事務所が配信元と確信し探りを入れるが、逆に監禁されてしまう。だが突如、男が乱入し危うく難を逃れた。男の正体を知った鶴田は驚愕する…。過去と現在、事件の全貌が明らかになってゆく中、迎えた衝撃の結末とは!?
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
211
通信社の記者鶴田くんと、コンビニバイトの桐江ちゃん。二人の出会いが、14年前の女児誘拐殺人事件へと繋がっていくサスペンス。飄々とした前半から、徐々に緊迫感が高まり、驚愕の結末を迎える、ページをめくる手が止まらなくなる面白さ。お主、休息してる場合じゃないよ。2023/08/21
りゅう☆
80
黒誉田さんってことだけは覚えてたんだけど、読み始めは詳細をすっかり忘れてて。コンビニ強盗に出くわした新聞記者の鶴田。犯人を捕らえる時に協力してくれた男性は名前も言わず立ち去る。だが後日、鶴田に電話がきて…。一方その時のコンビニ店員こと桐江は苦手と思うことが多々あり。あああ、詳細思い出した。鶴田と桐江視点で描かれてるからこそ感情移入しやすい。切なくて苦しくて読むのが辛い。容赦ない現実。鶴田はどんな記事を書いたんだろう。感情が溢れた真実を伝えるって難しい。【(実業之日本社文庫で読了済の)再読祭】2023/05/15
優希
42
14年前の児誘拐事件の配信から始まるサスペンスでした。過去と現在が交錯しながら事件の全貌が明らかになっていく流れにページをめくる手が止められませんでした。読後の後味はよくないのですが。2023/12/28
bluelotus
8
★★★☆☆ 語られることのない真実の残酷さを知る作品だった。2023/02/16
kajivan
3
前に読んだことがあることををすっかり忘れてました😅 読み進み、かじられた耳であらかた思い出したけど。。。 お父さんの気持ちもわかるし、何が正解だっかたはわからない。できれば知らずにいて欲しいと思うだろうな。2023/05/16