中公文庫<br> 瘋癲老人日記

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瘋癲老人日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 356p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122072985
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

「不能ニナツテモ或ル種ノ性生活ハアルノダ―――」。七十七歳の卯(うつ)木(ぎ)は嫁の颯(さつ)子(こ)の若さと驕慢さにあこがれ、変形的間接的方法で性的快楽を得ようとする。性に執着する老人を戯画的に描き出した最晩年の傑作長篇「瘋(ふう)癲(てん)老人日記」に、絶筆となったエッセイ「老後の春」を収めた決定版。詳細な註釈を加えた。棟方志功による板画、吉行淳之介、千葉俊二による解説つき。

内容説明

七十七歳の卯木は嫁の颯子の若さと驕慢さにあこがれ、変形的間接的方法で性的快楽を得ようとする。性に執着する老人を戯画的に描き出した晩年の傑作長篇に、単行本未収の随筆「老後の春」と絶筆の随筆「七十九歳の春」を収め、詳細な註解を加えた。棟方志功による板画二十余点を収載。

著者等紹介

谷崎潤一郎[タニザキジュンイチロウ]
明治19年(1886)、東京日本橋に生まれる。旧制府立一中、第一高等学校を経て東京帝国大学国文科に入学するも、のち中退。明治43年、小山内薫らと第二次「新思潮」を創刊、「刺青」「麒麟」などを発表。「三田文学」誌上で永井荷風に激賞され、文壇的地位を確立した。『痴人の愛』『卍(まんじ)』『春琴抄』『細雪』『少将滋幹の母』『鍵』など、豊麗な官能美と陰翳ある古典美の世界を展開して常に文壇の最高峰を歩みつづけ、昭和40年(1965)7月没。この間、『細雪』により毎日出版文化賞及び朝日文化賞を、『瘋癲老人日記』で毎日芸術大賞を、また昭和24年には、第8回文化勲章を受けた。昭和39年、日本人としてはじめて全米芸術院・米国文学芸術アカデミー名誉会員に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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還暦院erk

8
図書館本。漢字カタカナ交じり文は読み慣れないので時間がかかった。内容も相当HENTAI…でも嫁へのセクハラパワハラという「一方的感」は少ない…というか日記の記述自体が「フーテンの督さん」による空想妄想混入であり「信用できない書き手案件」なのだ。それはラストの颯子と浄吉との何気ない会話で判明する。谷崎潤一郎…恐ろしい子ならぬ恐ろしい翁(白目)!まぁ老醜や病などの記述も多いので読者は選ぶが読後感は割と良い。とにかく今まで読んだこと無いジャンルで独創的ったらない。川端康成の『眠れる美女』より個人的には好み♡2023/07/28

Э0!P!

1
だが手術台の上で死ぬのは想定していた安らかな死ではないし嫌な走馬灯が流れそう・梶浦博士に相談してもらったら意外にも賛成、妻は心配していて縁起のため大安の日にするべきだし付き添うという、颯子はチャップリンの独裁者を見に行くところ・全裸でX線撮影だが緊張のためか寒くない・事前の麻酔注射で血液が引けたので延期・その慎重な態度に杉田博士は感激2025/05/14

Sin'iti Yamaguti

0
清水義範のパスティーシュ『冴子』に触発されて読んだ。 足フェチの金持ち老人が嫁(息子妻)の足に覚える性的興奮。老人といえども灰になるまで性欲はなくならないのだし、足フェチも理解できる(私も脚が好きだ)。ただ、この老人の金遣いの荒さ、嫁の颯子の悪女っぷりには浮世離れした感がしなくもない。二人の関係は半ば公然たるものになりかけているのに、誰もなんとも言わない(老妻が多少嫌味をいうぐらい)のも腑に落ちない。すべてが老人の妄想だとすればそれもありかもしれないが...2024/12/11

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